寺院仏具を分解すると・・・

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浄土真宗本願寺派の御内陣にお荘厳される、前卓(「まえじょく」と読みます)という大きな仏具を分解しました。
四つ角の彫刻のヒレは差し込む構造になって前後左右があるわけです。

継ぎ口に、なんて書いてあるのかなと思ったら、「向かって右ノ前」
とても人柄を感じます。
その他、真宗寺院では左右のかわりに「祖師側」「御代側」といった、メモが見えない木口にかいていたりします。
近年の建造物で、大工さんが鉛筆で描いたようなものとちがい、墨で筆文字なんですね。

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京都でも名古屋でもやらないような構造、補修の跡があり、当時の北海道内で、いろいろ工夫して直したのかもしれないということが推測されます。いろんな歴史を想像できます。
かなりの年代ものですが、当時の職人さんの仕事の様子を直に感じ取れるというのはとてもロマンチック。

ちなみに、今ではあまり使われなくなった表現ですが、仏壇や仏具を修復してきれいにすることを「お洗濯」というんですよ。
その場合、補修ではなく、総ての部品を分解し、漆、金箔、彩色、金具の鍍金(メッキ)もし直しますので、非常に手間はかかりますが、100年前の仏具でも新品のようによみがえります。

どちらがコスト高か、どちらがメリットがあるかではなく、こうして先達から受け継いだものを守っていくということが、日本人の心を育ててきたのかなとも思います。

これから数か月かけて、それぞれの工程の職人さんを回ってお洗濯していきます。

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