長岡念珠店 店主

まるで鶏のから揚げ!子供が喜ぶ精進料理

精進精進料理って、結構レシピ本なども出ていますが、本当に意義深いと思える境地に達するのは難しいと思いませんか。

フェイク料理を美味しく食べて、そんなご縁から精進料理を考えるのも一考の価値ありです。

精進料理の入り口

いろんな方面から精進料理にたどり着く

正直な話、大多数の人は精進料理には興味がないでしょうし、興味のある人の中にも、ベジタリアン、マクロビの延長で、健康のため、ダイエットのためという入口が違う方もいるでしょう。(僕はそいう言う方を否定はしませんよ。何が縁で結果が変わるかわかりませんので・・)

仏教を実践する延長で・・

そして、仏道の正面玄関から精進料理に興味を持っても、命尊しと思って、不殺生戒を守るのは素晴らしいことではあります。

しかし、心のどこかで「動物の命は奪えないので、物足りないけど野菜を・・」という気持ちがよぎれば、ただのやせ我慢とあまり変わりないようにも思ってしまいます。

楽しく美味しい精進料理

工夫次第でより美味しく

実践してみると、作れば作るほど、ちょっとした手間やコツで野菜も今まで以上においしくいただけるようになりますし、濃い味付けにしなくても、野菜の甘みや昆布の旨みの微妙な部分に気づけるようになってきます。

また、無意識のうちに繊細な味を感じようともします。
個人的にはフレンチをいただくと感覚が似ています。

でも、子どもにそれを強いるのは無理というものです。実年齢は大人でも、同じように味覚や習慣が子どもの人も然り。

子どもが喜ぶ精進料理

そこで、うんちくを語らなくても、小さな子供が素直に喜んくれるような精進料理がもっとあってもいいかなと思うのです。

IMG_8602

鶏のから揚げ(北海道ではザンギといいます)のような、フェイク素材です。
言わずに出せば、普通の鶏だと思って食べてしまいそうな出来でした。

鶏のモドキの正体は?

実は高野豆腐を使っています。

水で戻すと、パサパサしたスポンジ状の食感になりますが、熱湯で戻すと、つるんとした感じになるんです。
醤油やみりんで下味を付けて、片栗粉や小麦粉で衣を付けて揚げます。
こちらの高野豆腐から揚げは、鶏ももの皮付きの部分を食べているような感じさえします。

同じ手法でハンバーグなどにも応用できそうですね。

もどき料理の是非

じゃじゃーん!実は、お肉じゃありません!

というカミングアウトをしながら、いのちをいただくことを考えるというのも、とても良い機会です。

偽って欲を満たそうとするとは修行にならん、という反論も確かにありそうですが、こんな入口から始まっても、いつかは少しでも奪う命を減らす生き方を考える機会につながれば悪くないなと思っています。

実際、有名なところだと「がんもどき」があるように、植物性素材をつかって動物性の料理に似せるという手法はかなり古い時代から用いられてきたようです。

機会を得ることが大事

おいしいだけでなく、まずは親しんでもらうことで、少しずつ意義深いものになるように思うのです。
ご家庭でも簡単にできますので、ぜひお試しください。

 

~・~・~・~・~・~・~
最後までお読みいただきありがとうございます!
引き続き長岡念珠店のコンテンツをお楽しみください。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ホームページ(ブランドのご紹介)
オンラインショップ(商品の購入ができます)

念珠愛尽きぬブログのゆくえ

近頃、Webマーケティングなどについて学ぶと、仕事として一生懸命ブログを書いている方がますます多くなっているようです。

ライバルがほとんどいない

念珠店で、ある程度ネットで検索でき、かつ、ブログをやっているところというと数えるほどしかありません。そういう意味では同業者のライバルが少ないと言っても良いでしょう。

まあ、こういう状況を「ブルーオーシャン発見!」と言うやいなや飛び込もうとする実業家がもいますが、悪いこと言いませんので、念珠業界で一稼ぎしようというのはあまりオススメしません。

誰も気づかなかったマーケットではなく、とっくに衰退したマーケットだから、同業者がいないのです

なぜ頑張るの?

では、長岡念珠店がその衰退した業界から逃げず、なぜ頑張っているいるかというと、背景に「念珠という仏教の法具を扱っている」ということがあるからです。

続きを読む

~・~・~・~・~・~・~
最後までお読みいただきありがとうございます!
引き続き長岡念珠店のコンテンツをお楽しみください。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ホームページ(ブランドのご紹介)
オンラインショップ(商品の購入ができます)

数珠(念珠)作り 体験レッスン受付中!

※(当ブログでは、念珠=数珠として書いています。文脈上の理由などから混在することがありますが、ご了承ください)
※この記事はブログトップに固定されています。最新の記事は、二番目以降をご覧ください。

数珠(念珠)を自分で作って見たいと思ったことはありませんか?

長年お断りしてきた個人レッスンを、ただ今募集しています。

体験レッスン

自分のペースで趣味で始めたいというかたから、将来的には、お小遣い稼ぎ、独立開業を目指したいという方までレベルにあわせてサポートします。

まずは、体験レッスン!江別に来ていただいても、出張も、どちらも可能です。
江別、札幌近郊の方はぜひ。
当面の間、講習料無料、出張費無料、材料費2000円のみで、体験レッスンを受け付けております。

広い北海道、遠方の方はなるべく頑張りますのでご相談ください。
本州以内の方、場合によっては頑張るかも知れませんので、興味があれば連絡だけはください。

ご興味ある方はぜひこの機会にお申し込みください。

体験レッスンの特設ページ

~・~・~・~・~・~・~
最後までお読みいただきありがとうございます!
引き続き長岡念珠店のコンテンツをお楽しみください。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ホームページ(ブランドのご紹介)
オンラインショップ(商品の購入ができます)

子ども用の数珠ってあるんですか?

※(当ブログでは、念珠=数珠として書いています。文脈上の理由などから混在することがありますが、ご了承ください)

「子ども用の念珠ってありますか?」

というお問い合わせが、実は大変おおく寄せられます。
結論から言いますと、もちろんお仕立てすることは可能です。

近頃は大人でも手ぶら参拝がよく見受けられます。

ここをご覧になっている皆様にお気持ちがあれば、小さなお子様、お孫様にも、念珠を持たせてみてはいかがでしょうか。

念珠は子どもの心を育てる?

いや、無理でしょうね(笑)

きっと、大人の思惑とは裏腹に、クルクル振り回したりしますが、仏法の相続はそんなところから始まるのかなと思っています。

しかし、けっこうな年配の方でも時々語ることがあります。

「子どもの頃に、親に持たされてね・・・」

それがその方の人生にどう影響しているかはわかりませんが、不思議なもので、心の深いところにとどまる記憶となるのですね。

当店の子ども用は、投げても引っ張っても、そう簡単には壊れません。
昔から、「稚児念珠」等の名前で、子ども用のものはあります。しかし、多くはプラスチック製で、値段も安価。作りも非常にちゃちなものが多かったように思います。

小さなお子様にも、一生使える念珠を

当店でおすすめしたいのは、2000円~自由に素材を選んで作れる子ども用です。
(もちろんご予算さえ許せば高級材でも制作できます)
作り置きはしませんので、基本的に、オーダーメイドになります。

従来のものと違うのは、一生使えるようなしっかりした材料を用いて、大人と同じレベルの仕立てをします。大人用と違うのは玉数を減らして輪を小さくするだけです。

また、将来は大人用として引き続き使えるように、足し玉をあらかじめセットしてあります。 最近では子ども用ということで可愛らしいものも売られていますが、実用強度や一生使うということをあまり考えられているものは少ないと思います。

子どもの成長は早く、身内のご法事が数回あったかと思えば、あっという間に大人用が必要になるものです。 子ども用の輪のサイズは小学校3,4年生くらいまでを想定しています。

手が大きくなってきたら仕立て直しを

高学年にあがるころには足し玉をして仕立て直しをすれば、そのまま大人用として引き続き使うことができます。

男の子向け商品は、そのまま紐房をおすすめしています。女の子向けには、子ども用としては耐久性とコストの両面から紐房仕立てにしておき、大きく直すときに松房や頭房等に付け替えるとよいと思います。

IMG_5377 

こちらは、自家用でうちの娘が使っているものです。 白オニキスとローズクォーツを交互に使っています。 作り置きしているものもいくつかありますが、好みに合わせて好きな色を選んであげるのも楽しい作業かもしれません。

お寺の子ども会などで

2000円程度でも子どもには高すぎるというお声もあり、数百円から作れる安価なものも制作は可能です。作り置きをしていませんが、お寺の子ども会用等、まとまったご注文では価格も相談に応じます。

IMG_4284

安くても、材料コストを工夫しているだけで、玉の加工や仕立てが悪いわけではありません。
今までの実績では「こんなに立派になると思わなかった!」と大変喜んでいただいております。

100円ショップでも念珠が買える時代ですので、100円、200円の価格競争で勝負しようとは思っていません。 手に取っていただければ、価格差以上の質感はわかっていただけると思います。

いろいろな飲食店や宿泊施設、娯楽施設などサービス業を見ていると、本当にいいお店って、子ども相手でも手を抜かないんですよね。

そんな精神を念珠屋でも見習いたいなと思うのでした。

~・~・~・~・~・~・~
最後までお読みいただきありがとうございます!
引き続き長岡念珠店のコンテンツをお楽しみください。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ホームページ(ブランドのご紹介)
オンラインショップ(商品の購入ができます)

数珠を買うのも、クレジットカードで!

※(当ブログでは、念珠=数珠として書いています。文脈上の理由などから混在することがありますが、ご了承ください)

長岡念珠店は、今年の春より合同会社として新しいスタート切りました。
それに伴って、金融期間や決済サービスの手続きなども少しずつ移行していますが、このたびますます便利になる決済方法についてご案内します。

対面販売で使えます!

オンラインショップでは、これまで同様、コンビニ決済、銀行振り込みなどがご利用いただけますが、今後は、対面販売でもお支払いが便利になります。

直接お目にかかれる機会でしたら、現金払いの他に、クレジットカード、または楽天ペイによるアプリ決済がご利用いただけるようになりました。

ご来店の際はもちろんのこと、モバイル端末ですので、出張販売、ご訪問先でもその場で決済可能です。

クレジットカードに関しては、国際ブランドが「VISA」「MASTER」、または「楽天カード」はご利用可能です。少額でもかまいませんので、お気軽にご利用ください。

また、まだまだお使いの方は少ない方もしれませんが、「楽天ペイ」も便利です。
スマホのアプリ内でQRコードをかざすだけ、または、自分で金額を入力するセルフペイも使えます。どちらも、楽天のポイントに加えて、登録されているクレジットカードのポイントも付くため2重取りとなってお得なんだそうです。詳しくは、楽天ペイのヘルプをご覧ください。

この夏には、電子マネーも対応予定!

僕自身、電子マネーというのはなんとなく近寄りがたいこともあったのですが、自社にシステムを導入する勉強のためには最近は積極的に使ってみています。これがなかなか便利でお得。

サインや暗証番号も必要無いため、クレジットカード以上に会計がスムーズです。
しかも、チャージ機などに立ち寄らなくても、アプリ内でいつでもチャージ出来るので小銭を出すことがほとんど無くなりました。自販機も含めて、意外と多くのお店で導入されています。

まだ数ヶ月先の話にはなりますが、iD、Edy、waon等の電子マネーにも対応出来るよう準備を進めています。体制が整いましたら改めてアナウンスします。

~・~・~・~・~・~・~
最後までお読みいただきありがとうございます!
引き続き長岡念珠店のコンテンツをお楽しみください。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ホームページ(ブランドのご紹介)
オンラインショップ(商品の購入ができます)

数珠屋が着る作務衣

※(当ブログでは、念珠=数珠として書いています。文脈上の理由などから混在することがありますが、ご了承ください)

今日は、夕方まで東京におりました。

念珠の話ではないけど、店主の作務衣の話

そういうの要らないから・・とは言わずに、どうぞおつきあいください。

浅草といえば、雷門をくぐり、仲見世通りを冷やかして浅草寺でお参りというのが、ありがちな観光パターンではありますが、浅草寺を向かって左に抜けた西参道商店街は、僕のお気に入りスポットなのです。

お目当ては、作務衣専門店の藤衣(ふじごろも)さん

お手頃なものから、立派なものまで品の良い作務衣がそろっていて、どの予算でもきっと良い作務衣に出会えると思います。

永六輔も愛した「玄照堂」の作務衣

ご主人に勧めていただいたのが、「玄照堂」の作務衣。

僕に普段お会いする方は作務衣姿も見慣れているかと思いますが、いつも着ている何着かは、すべてポリエステル製なのです。いろいろ着てみた結果、扱いやすさ、耐久性、値段、見た目を考えて、「着心地」についてはちょっと犠牲をはらって、近年はポリエステルを選んでいました。

そんなことを色々お話ししながら、「ご予算があれば・・」と勧めていただいたのが、「玄照堂」の藍染めの作務衣でした。

これがですね、普段来ている人ならわかる、見事にツボを付いてくる作務衣なのです。

先染め生地は、風合いや耐久性がいいのはもちろんのこと、襟のつくり方、紐やポケットの位置、見た目ではわかりずらいところまで、工夫されていて、着る人想いな作務衣です。
作業するにも動きやすく丈夫で、人前に出るにも襟元がきれいに収まるシルエット。

きっとメーカーさんも、見た目には大差ない格安品の存在に苦労していることは、想像に難くありません。
こういう作務衣を着ると、改めて、お客さんを裏切らない良い念珠を作り続けたいなと思います。
どの業界でも、ヘビーユーザーほど、わかってくれるところまでしっかり手を抜かないのは、大変ですが、続ける価値のあることです。

浅草西参道商店街

今日はとても良い買い物ができて満足です。

下町ぶらぶらは良いですよね。
次に西参道をあるくときには、「北海道らーめん なまら」にも行ってみなくては。

ちなみに、すぐ近くにそびえ立つスカイツリー。
一度は登ってみたいものですが、今日はあいにくの天気で下から展望台がみえないほどの低い雲と霧でしたので、やめておきました。また機会があれば。

次回、皆さんにお目にかかるときには、藍染め作務衣かもしれません。

~・~・~・~・~・~・~
最後までお読みいただきありがとうございます!
引き続き長岡念珠店のコンテンツをお楽しみください。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ホームページ(ブランドのご紹介)
オンラインショップ(商品の購入ができます)

え?うちって神道?

ある日のお客様です。
朝から急に電話がきて、

「どうしても今日中に念珠が必要なんですが・・」

「今から伺ってもいいでしょうか?」ということでした。
その日は、出張等の予定もなかったので、数時間後にお約束しました。

実はけっこう良くあるパターンです。
事前に用意していなかったものの、身近な方が無くなってお通夜までに必要だと慌てることは結構あります。日ごろ仏壇屋さんを意識する人も少ないので、焦ってネットで検索したところ、うちのホームページを見つけてくださるということが良くあるのです。

いらしたのは、お母様と若い息子さん二人。
お会いして事情を伺ったところやはりその通りでした。
息子さん用にそれぞれ作りたいとのこと。
本来ならばじっくり選んで、無いものは取り寄せてでもお仕立てしたいところですが、今夜のお通夜ということですので、手元にある材料で納得していただくしかありません。

念珠をお求めの際、手順としては最初に宗派を伺います。

「え?宗派って関係あるんですか?あれ、うちって何宗?」

はい、これもよくあるパターンなのです。
各宗派ごとに形がありますし、日蓮宗等とくに本式にこだわりが強い場合もあります。
宗派によってルールとまで言わなくても、好み習慣が違うこともあります。
それによって、ご用意できる材料も変わってくるからです。

すぐにご実家に電話をしたところ・・

「え?うちって神道?」

正直、このパターンは僕も初めての経験でした。
神道なので、仏式の念珠は当然必要ありません。
近頃は、神道用数珠というのも作っているところもあるようですが、あくまで最近になって考案されたもので、正式な神具としてあるわけではありません。

もちろんそれが分かった以上、こちらから勧めることはしませんでしたが、お母様の提案で、これから社会に出るのに持っていてもいいでしょという結論になりました。

主張をとるか、無難をとるか

良くも悪くも、日本の習慣からして、長いものにまかれた方が無難ということもあります。確かに宗派などわからないお仕事上の付き合いで葬儀に参列する場合は、略式でも念珠を持っていた方が、変に詮索されることは少なくなります。

別な信仰をお持ちでしたら、仏式の念珠を持つ必要は全くないはずなのですが・・

IMG_4928

お母様がそうおっしゃるならこれもご縁と、材料を見立てました。
いろいろ見ているうちに、木玉に天然石仕立てで作りたいという好みが見えてきましたので、それぞれ生命樹に琥珀、黒檀に本水晶と選んでいただき、さらにお好みの紐の色を組み合わせて作りました。

大変喜んでいただいて、その場は良かったのですが、帰りがけにお母様が言った一言。

「それにしても、親戚が集まる中、念珠買ってくるって家を出たのに、誰も何も言わなかったよね」

たしかに・・・
まあ、女系の親戚で他の方は仏教だったかもしれないし、詳しい事情はわかりませんが、うちは神道だから要らないって言う人が、誰かいてもよかったような気はします。それほど、宗教への関心というのは日常から離れてしまっているのが、日本の現実なんだと思います。

皆様のお宅は宗教、宗派は?

必要な方は、何もないうちにこそ、念珠のご相談を。

※この記事は、2015年に投稿され、2017年に加筆修正されております。

~・~・~・~・~・~・~
最後までお読みいただきありがとうございます!
引き続き長岡念珠店のコンテンツをお楽しみください。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ホームページ(ブランドのご紹介)
オンラインショップ(商品の購入ができます)

数珠(念珠)を持つ意義は、義務か、嗜みか、志か。

文脈によって、念珠と数珠が混在しますがご了承ください。

格好悪いので数珠を捨てた

最近は、スリランカ上座仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老のお話が大好きで、よく本を読んでいます。スマナサーラ長老が日本で数珠をもらったが、格好悪いので捨てたというエピソードがありました。
それを生業にしている僕としては結構ショッキングなお話です。

数珠を使う? 使わない? 世界の宗教

インドで発祥した仏教が日本まで伝わってきた北伝仏教では、数珠が発達しました。

その起源はバラモン教の頃までさかのぼるらしく、仏教特有のものではありません。キリスト教のロザリオも、イスラム教のタスビ、フブバ、ミスバハ等と呼ばれるものも、起源は同じと言われています。

それに対し、現在でも南伝のスリランカやタイの仏教では数珠を使いません。
スマナサーラ長老も使う習慣がないでしょう。それに、おまじないや気休めの道具は仏教には要らないというような雰囲気すら感じられます。


※店主がミャンマー式の瞑想用に作ってみたプロトタイプ念珠

日本の数珠

日本の仏教では多くの場合数珠を大事にします。
それは僕の解釈では、仏像を大事にするのと同じようなものだと思っています。

お釈迦様の時代に仏像に向かって拝むようなことはしてないはずですからね。文化と宗教を一緒にしてはいけないということも言われますが、いまさら仏像を拝まない仏教を日本で浸透させるのは難しいでしょう。

そう考えると、数珠も仏像も方便としていただき、大切にしながらも形だけ整えて終わることなく、その向こうにどんな教えがあるのか耳を傾けるご縁にしたいものです。

「数珠 必要」で検索する若者

最近では、都市部を中心に、法事や葬式でも数珠を持たない人が増えてきました。

単に意識が薄いということもあるかもしれませんが、驚いたのは、「宗教にはまっている人だけがもつ特別なもの」「趣味の問題なので持つ必要はない」という意見が、当たり前のようにネット上で見られることです。

「必ず必要」などと書いているのは、よく読んでみると、単に数珠を販売することを目的とした業者だったりします。

それを見た若者は、当然持つ必要がないと思うでしょうし、見つけた記事の内容によっては、持つことに嫌悪感すらいだくかもしれません。

結局、持つべきなのか。

そこで、念珠屋としては、「ぜひお持ちいただきたい」と言いたいところですが、スマナサーラ長老のお話に戻ると、持たないことも否定できません。もちろん、意識無く持たないこととは意味合いは全然ちがいますが。必要ないという考えの方は尊重されるべきです。

というような一連の思考の末、必要ないという方がいれば、まあ必要ないんだなと見守るしかないわけです。

葬儀や、お寺の法要に参る際、持つか持たんかどっちがいいんですか?と聞かれたら、持った方がいいと答えます。

それは、義理や決まり事という意味ではありません


※カラフルな子ども念珠

仏教以外の信仰がないのであれば持ってもいいのでは?

上座部仏教のように戒律を重んじて生活してない私たち日本人が、仏様に対して手を合わせる時くらい、失礼がないよう心を正装するという意味で、念珠を手にかけてもよいのではないでしょうか。

そして、わかりやすいたとえだと、大切な方に会うために「背広にネクタイ」をした方がいいのと同じように考えてくださいというお話をします。逆に言うと、ノーネクタイでも失礼がないように完璧なおもてなしができている人は、格好にこだわる必要がないとも言えます。とても難しいことですけどね。

持たなきゃダメなの?って考えていた方は、参考にしてください。

※この記事は2015年に投稿され、2017年に加筆修正されております。

~・~・~・~・~・~・~
最後までお読みいただきありがとうございます!
引き続き長岡念珠店のコンテンツをお楽しみください。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ホームページ(ブランドのご紹介)
オンラインショップ(商品の購入ができます)

数珠に使われる菩提樹(ぼだいじゅ)の実

※(当ブログでは、念珠=数珠として書いています。文脈上の理由などから混在することがありますが、ご了承ください)

数珠に使われる材料といえば?

お釈迦さまがピッパラの木の下で悟りを開いたといわれており、日本語では「菩提樹(ぼだいじゅ)」と訳されています。

念珠の材料としても「菩提樹の実」がよく使われます。この「菩提樹の実」と呼ばれているものが、とても種類が多く、「本物の菩提樹ですか?」と尋ねられると、それは一言ではお返事できません。

菩提樹とはなにか

まずもって、インド、中国、日本といわゆる仏教の北方ルートで菩提樹と呼ばれている木が、少なくとも5種類あるそうですが、当然、熱帯にしかない木もあれば、中国、日本の温帯でも育つ木もあります。
日本の菩提樹に至っては、葉っぱの形がにているということで、日本語でも正式に「ボダイジュ」という名前になってしまったそうで、植物上は全く別の木です。

インドと日本だけ比べても、当然、同じ木が自然に育つはずはありません。

どんな種類があるのか

念珠の材料としては、すぐに思いつくだけでも・・

星月菩提樹(せいげつ ぼだいじゅ)
龍眼菩提樹(りゅうがん ぼだいじゅ)
鳳眼菩提樹(ほうがん ぼだいじゅ)
蓮華菩提樹(れんげ ぼだいじゅ)
天竺菩提樹(てんじく ぼだいじゅ)
緬茄菩提樹(めんか ぼだいじゅ)

・・まだまだ色々ありますが、いずれにしても、お釈迦さまが悟りを開いた菩提樹の実ではないそうです。

現在は、流通量が減って、日本でも特に人気のある星月菩提樹も中国側が売りしぶっているという噂も聞いています。
(※記事を投稿した2014年ころの投稿で、現在はまた星月菩提樹が多少入荷できています)

環境や採取のペースなどいろんな問題があるのかもしれませんし、生産地では、バナナの木を植えた方がお金になるから菩提樹を減らしているという話も聞いたことがあります。

お釈迦様が悟りを開いたというピッパラの木

僕も実物を見たことはありませんが、ピッパラの木の種は小さくて数珠の玉にならないと聞きます。

お経にでてくる菩提樹

たとえば「仏説校量数珠功徳経」というお経には、菩提子なら「その福無量にして算数すべからず」と水晶や珊瑚に比べて、最上級の材料だということを謳ってますので、そのお経ができた時代(地域)で、すでに「菩提子」の定義がピッパラの種からずれていることが予想されます。

大乗仏教ではありがちな話ですが、現実的にはお経もあてにならないというのは、日本人にとってはけっこうショッキングな事実です。
もちろん、お経を否定したいわけではありません。経典のエピソードをもって、何を伝えたいかということですからね。
たとえば、浦島太郎を読んで、「カメに乗って竜宮城に行くなんて真実であるはずがない」と否定するのは筋違いですし、生物学的にカメの研究をするために竜宮城の話は役に立ちません。

日本でもよく見かける「菩提樹の数珠」

bodaiju

左の白い玉は星月菩提樹(せいげつぼだいじゅ)と呼ばれているもので、大玉は比較的高価です。右は、ジュズボダイジュと呼ばれているものです。チクナーの実とラバダールの実のどちらかだと思いますが、いわゆる本物(?)はチクナーの方です。どちらも元の木とは違うのに、本物というのもおかしいですが・・

インドでの価格差は100倍くらい違います。わかる範囲での検証の結果、大玉の赤味が強い方はチクナーかもしれませんが、小玉の方は信憑性60%といったところです。また、これこそインド産と思っている人も多いようですが、実際には、インドネシアの方で採れるそうです。

「菩提樹」とつくものは、すべて偽物なのか?

結局、「本物の菩提樹って何?」と言いたくなりますが、これもまた、方便の一つなのかなと考えます。
木像でも石像でも仏像を彫りますが、どの材料をもって表せば本物の仏かと問うこと自体おかしいのと同じと考えることはできないでしょうか。その時代、その地域の気候によって手に入る実の中から、この実をもって私たちにとっての菩提子としましょうと、天竺に想いを馳せながら方便をもって「本物の菩提樹」を意味づけてきたのかもしれませんね。

※この記事は、不確実な情報が多いことをご了承ください。
植物、地理、仏教関連の書籍、取材を参考に主観を交えて書かれています。
2014年に投稿され、2017年に加筆、修正しています。

菩提樹に興味がある方はこちらの記事もどうぞ。
めずらしい特注念珠のご注文

~・~・~・~・~・~・~
最後までお読みいただきありがとうございます!
引き続き長岡念珠店のコンテンツをお楽しみください。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ホームページ(ブランドのご紹介)
オンラインショップ(商品の購入ができます)

紐房の数珠 輪の謎

※(当ブログでは、念珠=数珠として書いています。文脈上の理由などから混在することがありますが、ご了承ください)

今回は紐房(ひもふさ)の話です。男性用も紐じゃなくて房じゃないの?という方も、宗旨(しゅうし)、地域によっては多いかもしれませんが、その話はまたいつか。

足先の輪の部分の話

紐房の輪

真は八本足になる組み方ですが、そのうち6本は切りっぱなし、一か所が輪になっています。この状態でお渡しすると、切忘れだと思って、ご自分で切ってしまう方が結構います。
電話をいただいて、「切忘れたんでしょ?」というお問い合わせも多いです。

使いなれた方はご存知だと思いますが、これはわざとそうしているのであって忘れたわけではありません。

輪を残すのが正式か?

しかし逆に、「すべて切るのは間違いであり、輪を残すのが正式」という方がいますが、これも疑問です。

各宗派の作法関係がまとめられた書籍の他、すべてではありませんが、各宗派本山を通じた機関に問い合わせても、この輪に関することは、全く触れられることはありません。

この輪の正体ははいったい・・

房の形の歴史をたどる資料というのはほとんど見つからないため、僕が知りうる範囲で経験的な話ですが、そもそも、この8本足に組み方でさえ、そんなに歴史はないように思います。

現在ご健在で年配の方は、1本の紐で編んだ4本足のもの(写真左の白色の形)を使っています。これも、2本は切れ端、2本は輪になっています。これがアミ紐房とも呼ばれるようになりました。

さらにもう一世代上(亡くなったおじいさんの形見ということで修理を預かることがあります)になると、編み込みがなく玉の下でつゆ結びしただけのもの(写真右の黄色の形)をつかっています。

IMGP2201

ここまで来ると、輪を残すかどうかというより、単に1本の紐を切らずに編んだという形が見えてきます。付け根を編み込んでいないので、無理に輪を切ってしまうと簡単に紐が抜けてきます。おそらく、この昔のスタイルの名残で、飾り編みをするようになった今も習慣的に輪を残しているのだろうなと、想像しています。

長岡念珠店としての結論は、基本的に輪を残す。

当店で制作する際には、特殊な編み方を指示されなければ基本的に輪を残すようにしています。気になる方は切っても問題ないですが、一般的には、輪を残して使われている方が多いかと思います。

輪を残す理由がなにかと聞かれましたら、それが正式とか意味があるとかではなく、「そのほうが粋」というところでしょうか。こった結び方でも上手く輪を残して仕上げるというのは、多少の手間とちょっとしたコツも必要になります。その面倒をあえてやるのが「粋」かなと。

各お寺のご住職様に任せている部分もあるようで、絶対的な正解はありません。お付き合いの住職様や家族親戚の先輩方と相談しながらそれぞれの結論を見つけていくのが、また、良きご縁となるのではないでしょうか。

※2014年に投稿され、2017年に加筆、修正しています。

~・~・~・~・~・~・~
最後までお読みいただきありがとうございます!
引き続き長岡念珠店のコンテンツをお楽しみください。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ホームページ(ブランドのご紹介)
オンラインショップ(商品の購入ができます)