僧侶が語る死の正体: 死と向き合い、不死の門を開く、五つの法話

※(当ブログでは、念珠=数珠として書いています。文脈上の理由などから混在することがありますが、ご了承ください)

書籍のご紹介です。

『僧侶が語る死の正体: 死と向き合い、不死の門を開く、五つの法話』

著者:ネルケ無方,プラユキ・ナラテボー,釈徹宗,南直哉,アルボムッレ・スマナサーラ ¥1944 / サンガ

見た目でビビってしまうインパクト大な表紙に、なんともおどろおどろしいタイトルです。
しかし、表紙とは裏腹に、内容は非常にマイルドに書かれている印象を受けます。

僧侶は死の専門家ではないはずですが、世俗的に、「ところでお坊さんはどう思っているのか聞いてみたい」という企画なんだとは思います。

無理強いのようで、結果的にはとても面白い話が聞き出せたという本になっています。

気になる5人の僧侶

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数珠を買うのも、クレジットカードで!

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長岡念珠店は、今年の春より合同会社として新しいスタート切りました。
それに伴って、金融期間や決済サービスの手続きなども少しずつ移行していますが、このたびますます便利になる決済方法についてご案内します。

対面販売で使えます!

オンラインショップでは、これまで同様、コンビニ決済、銀行振り込みなどがご利用いただけますが、今後は、対面販売でもお支払いが便利になります。

直接お目にかかれる機会でしたら、現金払いの他に、クレジットカード、または楽天ペイによるアプリ決済がご利用いただけるようになりました。

ご来店の際はもちろんのこと、モバイル端末ですので、出張販売、ご訪問先でもその場で決済可能です。

クレジットカードに関しては、国際ブランドが「VISA」「MASTER」、または「楽天カード」はご利用可能です。少額でもかまいませんので、お気軽にご利用ください。

また、まだまだお使いの方は少ない方もしれませんが、「楽天ペイ」も便利です。
スマホのアプリ内でQRコードをかざすだけ、または、自分で金額を入力するセルフペイも使えます。どちらも、楽天のポイントに加えて、登録されているクレジットカードのポイントも付くため2重取りとなってお得なんだそうです。詳しくは、楽天ペイのヘルプをご覧ください。

この夏には、電子マネーも対応予定!

僕自身、電子マネーというのはなんとなく近寄りがたいこともあったのですが、自社にシステムを導入する勉強のためには最近は積極的に使ってみています。これがなかなか便利でお得。

サインや暗証番号も必要無いため、クレジットカード以上に会計がスムーズです。
しかも、チャージ機などに立ち寄らなくても、アプリ内でいつでもチャージ出来るので小銭を出すことがほとんど無くなりました。自販機も含めて、意外と多くのお店で導入されています。

まだ数ヶ月先の話にはなりますが、iD、Edy、waon等の電子マネーにも対応出来るよう準備を進めています。体制が整いましたら改めてアナウンスします。

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北海道の人気雑誌『スロウ』

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北海道の人気雑誌『スロウ』

今や北海道の方なら、みんな知っているんじゃないかしら。人気雑誌スロウ。
その 51号が本日(5月25日)発売になりました。

北海道の物語が詰まったステキなものたちを
作り手から直接お届けします。
雑誌「スロウ」から生まれたセレクトショップです。
(スロウのホームページより)
http://www.n-slow.com/

ほんとに直接送りますからね

黙々と仕立作業をする念珠職人をイメージされている方もいますが、僕が作った念珠を箱に収めて、段ボール折ったりガムテーム張ったりしてますから。

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自分でできる!天然石の穴加工

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前投稿でも書いたように、せっかく手に入れた天然石ビーズなのに、穴が小さくて困ったという方は多いかと思います。

天然石の穴の加工方法を大公開

大前提ですが、実際にお試しの場合は自己責任でお願いします。
思わぬ事故や石が破損する可能性があります。

さて、今回はラピスラズリで実際に加工しながら説明したいと思います。

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天然石の穴の大きさ

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今回は、天然石の穴の秘密を、バラしちゃいますよ!

穴の大きさアレコレ

近年の天然石ブレスのブームによって、単に身につけることが流行っただけでなく、自分で作る方もたくさん増えたように思います。そして、そういう方のために、世界中で採れる珍しい石が簡単に手に入るようになりました。

もともと仏教に縁があって数珠を使っている人は、みな考えるわけです。

この石を使って数珠にしたらいいんじゃない!?

そして、トライして愕然とします。どうやっても念珠用の紐など通せるはずもありません。

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腕輪念珠作り 小樽銭函の光超寺婦人会様

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住所でいうと小樽市になりますが、街の所在は札幌にほど近い「銭函(ぜにばこ)」というところがあります。

銭函

僕らは子どもの頃から聞き慣れた地名ですが、本州の方にとっては面白い地名かもしれませんね。かつてはニシン漁でとても栄えたのだとおもいます。

光超寺様は、その銭函にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

最近、あちこちでやっている腕輪念珠教室の噂を聞き、ぜひうちの婦人会でも、ということで声をかけていただきました。

寒くて雨交じりの日だったのにもかかわらず、10数名のご婦人方にご参加いただきました。

婦人会では今年、役員さんの入れ替えがあったそうです。

念珠作りを機縁に

新会長さんにお話しを伺ったところ、以前はそれほど頻繁に集まる機会はなかったそうなのですが、今年は少し力を入れて行事を増やしていると言うことでした。

その、一環として、ぜひ念珠作りをということで声をかけてくれたそうで、ありがたい話です。

腕輪くらいでしたら、正味の制作時間はそんなにかからないのです。

しかし、やはり女子

どの玉を使おうか選ぶ時間が一番楽しく、そして一番時間がかかります。

「わたし、腕輪ならいらないよ」

とおっしゃっていた方も、作り始めるとそれなりに楽しんでいただいたようで安心しました。
身につけるものですので、腕時計やアクセサリーと同じで、付けたくないという場合もありますね。

玉を選ぶ時間では、とても盛り上がっていましたが、通し始めるとほとんどの方が終始無言。時々手が止まると、「穴が見えない・・」と苦笑が漏れます。

今日は、重たい雨雲が降りていました。細かい作業をやるには見づらかったかもしれませんね。
少なくとも、お寺の婦人会では、午前中にやるのが良いみたいです。

大きな失敗もなく、それぞれにオリジナル腕輪念珠が完成しました。

あれから10年

光超寺様では、今のとても立派な本堂庫裏に建て替えられて、落慶から約10年だそうです。
坊守様に、「落慶のときは、ご夫婦で演奏してくださって・・」ということを言われて、急に思い出しました。あっという間ですね。

今は玄関ホールに飾られている、特大サイズの書道パフォーマンス作品。
そういえばこれも、落慶法要の祝賀会で目の前で書いているのを見ていたのでした。

食い意地張って、写真を撮ることすら思いつきませんでしたが、講習会のあとは婦人会の皆様と一緒にぜんざいをいただきました。集中した後の甘い物はたまらんです。

あ、そうそう、立派なイチゴと一緒に。

「けんたろう」っていうんですって。大ぶりでとても美味です。
本州のブランドイチゴに勝った気がしました!

各お寺、婦人会というのは独特の結束力とアットホームな雰囲気で、お寺にとってはとても大事な存在であることは想像に難くありません。

皆さん朗らかで、僕も大変楽しい時間を過ごしました。
これからもご活躍を応援します。

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サッポロ モノ ヴィレッジ 2017 in 札幌ドーム

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サッポロ モノ ヴィレッジ 2017 出店決定しました!

昨年に引き続き、第2回目となるイベント「サッポロ モノ ヴィレッジ」に今年も出店できることになりました。

新作あり、限定1点ものありの、充実の品揃えにしようと、少しずつ準備を進めます。

現段階では、出店場所など詳細は決まっておりませんが、きまり次第お知らせします。

8月11日、12日の二日間です。
皆さん、とにかくスケジュールだけは確保してくださいね!
たくさんのハンドメイド作品が集まる、とても楽しいイベントですよ。


昨年のブース様子です。今年も2m✕2mのスペースを確保しました。

イベント情報

サッポロ モノ ヴィレッジ
(SAPPORO MONO VILLAGE)

日時

2017年8月11日(金・祝)、12日(土)
10:00~17:00

会場

札幌ドーム(北海道札幌市豊平区羊ケ丘1番地)
総ブース数
最大1,500ブース(2日間合計)

主催

テレビ北海道|札幌ドーム|道新文化事業社

後援

北海道 札幌市 札幌市教育委員会 北海道新聞社

入場料

当日券:600円 前売券:500円
※前売券は5月10日(水)より発売予定です。
※小学生以下は無料です。

お問い合わせ

サッポロ モノ ヴィレッジ
電話:011-852-2200
(平日9:00~17:00・札幌ドーム休館日は除く)

公式ホームページ
http://www.sapporo-dome.co.jp/smv2017/index.html

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ネットでもできる「数珠の相談」

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おかげさまで最近は、本州からのご注文、修理のご依頼も増えています。
先日は、埼玉県よりご相談のメールをいただきました。

たくさんのメールと20枚以上の画像

本当は対面で、材料を手に取ってご覧いただけると話は早いのですが、遠方で必ずしもそれが実現しない場合があります。

今回のご相談では、メールを通信手段としました。
毎回数枚の画像を送りながら、何度もメールを交換しながらご要望を絞り込んでいきました。

この作業は、「販売」というより「問診」という方が適切かもしれません。
お客様の方が面倒になってしまうことも当然あるわけで、最後までお付き合いいただいたことには、感謝せざるを得ません。

ネット上では、情報が錯綜(さくそう)しています

例えば食料品ならスーパーへ、日用品ならホームセンターへ買い物に行きます。
ところが「数珠が必要」と思ったときに、どちらで買えばいいかわからないという方は多いかもしれません。

この時代ですから、わかないことであれば、まずはスマホなりパソコンなりでネット検索をすると思います。

ところが、値段もピンキリ、形もいろいろ、どうやって選んだら良いのかわかりません。その上、ネット上には、それぞれ自分なりの解釈がさも正式な回答かのように語られていることが多く、よくよく調べている方ほど、正解がわからなくなってしまうことが多いです。

オンラインショッピングは大変便利ではありますが、対面販売のように相談しながら買うことはできません。


合わせる紐(ひも)の色だけでも、迷ってしまいますね。

相談できるオンラインショップ

これが出来るのが、長岡念珠店の最大の強みだと自負しています。

かつては商店街や市場で当たり前だった、対面販売の時代は終わりつつあります。
あらゆる契約がネット上で完結します。店頭でも一言も会話せずに、支払を済ませて商品を購入できる方が普通になってきました。

店先で店主に話しかける感覚で、問合せの電話やメールをいただけることは大変嬉しく思っています。

今後は、LINEやフェイスブックなどのSNSを使い、チャットや音声通話でさらにリアルタイムな対応もしていけないだろうかと言うことも考えています。

お客様の声

ネットでお店や商品を検索するときには、「レビュー」や「クチコミ」を参考にされるのではないでしょうか。業者側としても「お客様の声」というのはとても貴重な財産です。

実は、当店でも非常にたくさんの「お客様の声」が寄せられています。ただし、ネット投稿ではありません。翌年のお寺の法要でお目にかかると、「いやぁ、去年買った念珠がとっても良くてねぇ」なんて声をかけていただいたり、修理した念珠を送ると「こんなにきれいになると思いませんでした!」と、わざわざ電話をいただいたりします。

「ずっと気になっていた母が遺(のこ)した念珠が、これでやっと使えます」とハガキをいただくこともあります。

せっかくの貴重なメッセージを上手く活用しきれていませんが、次の仕事へ向けて、日々の活力になっていることは言うまでもありません。

まるでジュエリーを買った時のように心がウキウキして、うっとり眺めています。

本日は、こんな嬉しいメールが届きました。
メール交換でじっくり選んでいただいた、埼玉県のお客様からです。

ナカナカ上手く出来ました!(画像を添付します)

と、送ってくださった写真がこちら。
お好みの生地をさがして、念珠入れを作られたのですね。

それぞれの玉の色にも良く似合っていますし、なにより縫製の完成度が高く、このままうちの売り物にしたいくらいです。

電話にメールに・・

今日もバタバタと数件のご相談をこなしながらの作業でした。

僕のことを「念珠職人」と呼ぶ人がいますが、自分ではあまり職人という意識はありません。顔も上げずにコツコツと念珠作りを続けているわけではないですからね。もちろんそういう時間もありますが。

強いて言うなら「念珠ソムリエ」

お好みやご予算、在庫状況によって制作可能かどうか、在庫がなければ入手可能かどうか、宗派や地域、時には家族の事情などもお聞きし、ご要望の奥にある本当に解決したい問題はなにか、そんなことを考えながら念珠を選ぶということ考えると、「ソムリエ」という言葉がぴったりかと思っています。

念珠を購入するというのは、よほどのご縁がもよおしてのことかと思います。
いつも通りの日常生活を送る中で「そうだ、念珠を買おう!」と、「京都に行こう!」みたいに思いつくはずがありません。

そのご縁を摘み取ることなく、完成した念珠を手に取ったときに、「相談して良かった」と思えるようでありたいものです。

購入や修理依頼に直接関係ないご質問もたくさんいただきます。商売人としては上手な方法ではないかもしれませんが、こうしてたくさんのコミュニケーションをとることで、市場全体のレベルが少しでも上がって、良い念珠を大切に使ってくださる方が増えるといいなという願いを込めて続けていこうと思っています。

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数珠屋が着る作務衣

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今日は、夕方まで東京におりました。

念珠の話ではないけど、店主の作務衣の話

そういうの要らないから・・とは言わずに、どうぞおつきあいください。

浅草といえば、雷門をくぐり、仲見世通りを冷やかして浅草寺でお参りというのが、ありがちな観光パターンではありますが、浅草寺を向かって左に抜けた西参道商店街は、僕のお気に入りスポットなのです。

お目当ては、作務衣専門店の藤衣(ふじごろも)さん

お手頃なものから、立派なものまで品の良い作務衣がそろっていて、どの予算でもきっと良い作務衣に出会えると思います。

永六輔も愛した「玄照堂」の作務衣

ご主人に勧めていただいたのが、「玄照堂」の作務衣。

僕に普段お会いする方は作務衣姿も見慣れているかと思いますが、いつも着ている何着かは、すべてポリエステル製なのです。いろいろ着てみた結果、扱いやすさ、耐久性、値段、見た目を考えて、「着心地」についてはちょっと犠牲をはらって、近年はポリエステルを選んでいました。

そんなことを色々お話ししながら、「ご予算があれば・・」と勧めていただいたのが、「玄照堂」の藍染めの作務衣でした。

これがですね、普段来ている人ならわかる、見事にツボを付いてくる作務衣なのです。

先染め生地は、風合いや耐久性がいいのはもちろんのこと、襟のつくり方、紐やポケットの位置、見た目ではわかりずらいところまで、工夫されていて、着る人想いな作務衣です。
作業するにも動きやすく丈夫で、人前に出るにも襟元がきれいに収まるシルエット。

きっとメーカーさんも、見た目には大差ない格安品の存在に苦労していることは、想像に難くありません。
こういう作務衣を着ると、改めて、お客さんを裏切らない良い念珠を作り続けたいなと思います。
どの業界でも、ヘビーユーザーほど、わかってくれるところまでしっかり手を抜かないのは、大変ですが、続ける価値のあることです。

浅草西参道商店街

今日はとても良い買い物ができて満足です。

下町ぶらぶらは良いですよね。
次に西参道をあるくときには、「北海道らーめん なまら」にも行ってみなくては。

ちなみに、すぐ近くにそびえ立つスカイツリー。
一度は登ってみたいものですが、今日はあいにくの天気で下から展望台がみえないほどの低い雲と霧でしたので、やめておきました。また機会があれば。

次回、皆さんにお目にかかるときには、藍染め作務衣かもしれません。

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え?うちって神道?

ある日のお客様です。
朝から急に電話がきて、

「どうしても今日中に念珠が必要なんですが・・」

「今から伺ってもいいでしょうか?」ということでした。
その日は、出張等の予定もなかったので、数時間後にお約束しました。

実はけっこう良くあるパターンです。
事前に用意していなかったものの、身近な方が無くなってお通夜までに必要だと慌てることは結構あります。日ごろ仏壇屋さんを意識する人も少ないので、焦ってネットで検索したところ、うちのホームページを見つけてくださるということが良くあるのです。

いらしたのは、お母様と若い息子さん二人。
お会いして事情を伺ったところやはりその通りでした。
息子さん用にそれぞれ作りたいとのこと。
本来ならばじっくり選んで、無いものは取り寄せてでもお仕立てしたいところですが、今夜のお通夜ということですので、手元にある材料で納得していただくしかありません。

念珠をお求めの際、手順としては最初に宗派を伺います。

「え?宗派って関係あるんですか?あれ、うちって何宗?」

はい、これもよくあるパターンなのです。
各宗派ごとに形がありますし、日蓮宗等とくに本式にこだわりが強い場合もあります。
宗派によってルールとまで言わなくても、好み習慣が違うこともあります。
それによって、ご用意できる材料も変わってくるからです。

すぐにご実家に電話をしたところ・・

「え?うちって神道?」

正直、このパターンは僕も初めての経験でした。
神道なので、仏式の念珠は当然必要ありません。
近頃は、神道用数珠というのも作っているところもあるようですが、あくまで最近になって考案されたもので、正式な神具としてあるわけではありません。

もちろんそれが分かった以上、こちらから勧めることはしませんでしたが、お母様の提案で、これから社会に出るのに持っていてもいいでしょという結論になりました。

主張をとるか、無難をとるか

良くも悪くも、日本の習慣からして、長いものにまかれた方が無難ということもあります。確かに宗派などわからないお仕事上の付き合いで葬儀に参列する場合は、略式でも念珠を持っていた方が、変に詮索されることは少なくなります。

別な信仰をお持ちでしたら、仏式の念珠を持つ必要は全くないはずなのですが・・

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お母様がそうおっしゃるならこれもご縁と、材料を見立てました。
いろいろ見ているうちに、木玉に天然石仕立てで作りたいという好みが見えてきましたので、それぞれ生命樹に琥珀、黒檀に本水晶と選んでいただき、さらにお好みの紐の色を組み合わせて作りました。

大変喜んでいただいて、その場は良かったのですが、帰りがけにお母様が言った一言。

「それにしても、親戚が集まる中、念珠買ってくるって家を出たのに、誰も何も言わなかったよね」

たしかに・・・
まあ、女系の親戚で他の方は仏教だったかもしれないし、詳しい事情はわかりませんが、うちは神道だから要らないって言う人が、誰かいてもよかったような気はします。それほど、宗教への関心というのは日常から離れてしまっているのが、日本の現実なんだと思います。

皆様のお宅は宗教、宗派は?

必要な方は、何もないうちにこそ、念珠のご相談を。

※この記事は、2015年に投稿され、2017年に加筆修正されております。

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