念珠を作れるようになりたいあなたへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

念珠屋をやっていると、念珠の作り方を教えてほしいという方が、一定のペースでいらっしゃいます。

多方面から声をかけていただき、念珠の作り方教室は過去にもたくさんやらせていただいております。今までは、お寺の婦人会や子ども会、学校やサークル等からの依頼を受けての開催が多かったのですが、今後は、どなたでも参加できる環境で開くことを検討しています。

僕の個人的な考えではありますが、特別な職人芸と違い、念珠の仕立てというのは、やり方さえわかればどなたでもできるものだと思っています。しかし、閉鎖的な業界の雰囲気もあり、その技術は広く伝えられることなく、ブランディングどころか、仏具業界、敷いては仏教会全体が衰退する中、こと念珠業界に限っても、わが首を絞めるよな状況になっているように見えます。

今まで念珠屋を続けてきて、お金では決して得ることのできないノウハウを積み上げてきました。今なお完成することはなく、研究、改良を重ねている部分はたくさんあります。ある時、このノウハウを保存するということ考え始めました。単に文章や図解、もしくは写真や動画等デジタルメディアを使って残す方法もあります。たしかに、それで記録できる部分もありますが、新たに念珠を作るたび、直すたびにそれでは上手くいかないイレギュラーな事態に出くわします。しかも模範解答は時代とともに変化します。洋服の仕立てを想像していただくとわかりやすいでしょうか。流行のデザインは言うまでもなく、伝統的なスタイルであっても時代と共に正解は微妙に変化していきます。

長らく、「正しい念珠」を模索してきましたが、それこそ仏教がいうところの執着であって、正誤を測る物差しを持つこと自体がつまらないことだと気づき始めました。

意外に思う方も多いかもしれませんが、念珠の仕立て方や材料も「正しい念珠」、「普通の念珠」の定義も、時代とともに移り変わっています。ですから、「これが正式」と細かい設定をするのは、非常に偏った見解だと思うのです。そういう生き物のような念珠のノウハウを残すには「保存」ではなく、「遺伝」させるしかないように思うのです。

そんなことから、多くの方と積み重ねたノウハウを共有し、念珠に親しんでくれる方が増えないものかと考え始めたわけです。そういう理由から行く末は、ある程度本格的な技術継承できるような内容にしたいとは思っています。もちろん楽しんで続けられることは大前提ですが。

まずは、札幌での開催を目指しています。1回で作り切りの体験型もいいでしょうし、じっくり回を重ねていく継続型でもいいでしょうし、会場や開催日時、告知方法などを練っているところです。

もし、この記事をご覧になって、参加してみたいという方がいらっしゃたらご連絡いただけると嬉しいです。より、集まりやすい方法を相談させていただいたり、場合によっては企画段階からご協力を請うかもしれません。
どうぞ、些細なことでも遠慮なくご連絡ください。皆様とお会いできること楽しみにしています。

長岡念珠店 お問い合わせ先メール
shop@nagaokanenju.com

お気軽にボタンを押して応援してください!(店主が喜びます!)
  • いいね! (12)
  • 興味深い (9)
  • 考えさせられる (0)
  • なるほど! (3)

SNSでもご購読できます。