念珠作りの道具 その1

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念珠の作り方というのは、なかなか関心が高いようです。

大きな会社になると、高度な機械や、大きな組紐台なんかを使っている場合もありますが、長岡念珠店では拍子抜けするほど、簡単なものしか使っておりません。

完成品を買う方にはまったく必要のない話題かも知れませんが、どうやらこのブログの読者のみなさんはとてもマニアックなかたが多いようですので、普段、どんな道具を使っているか紹介してみます。

念珠の道具

編み台

これがないと始まりません。というか、本当はなんという名前なんでしょうね。

制作する念珠の形によって、使い方は色々ですが、とにかく、これに引っかけて編んで行きます。

写真のものは、うちの作業場に落ちていた木を適当にくっつけて作ったものが、いわゆる「仮末代」になってしまったという道具です。

単純な道具ではありますが、自分で作る方にとっては必要で、これが欲しいという声も多く、現在商品化できるように準備を進めています。

オンラインショップでも取り扱えるようになると思いますし、レッスン受講中の方は、もちろん受講生価格で提供できるような設定にしますのでどうぞお楽しみに。

裁ちばさみ

一般的には布を切るための裁ちばさみです。

手芸屋さんで手に入るものでは満足できず、刃物屋さんで購入したものです。

兵庫県の多鹿治夫鋏製作所のハサミになります。

ヤスキハガネという鋼材を使っているため錆びにくいのに、カーボンが多く切れ味抜群。
しかも、硬度が堅いので、化繊でも気持ちよく切れるのです。

なぜこれが必要かというと、一番活躍するのは、僧侶向けの大きな人絹の切り房を仕上げるときに使います。

その他、紐房などを切るときにも、気持ちよい切れ味なので、他のハサミで敵うものはありません。

中バサミ

「中」という名前が妥当がどうかわかりませんが、裁ちばさみよりは小さく、糸切りよりは大きい、普通サイズのハサミです。

実はこれ、種子島からの頂き物で、ものすごく良いハサミです。
万能で、ちょっとした裁ちばさみがわりにも使いますし、糸切りも糸の束が増えるとこれで切ります。

一番多用するので、切れ味が悪くなると何度も研いで使っています。

種子島の包丁も一緒にいただいて、これまた逸品なのですが、どちらもとても鉄が柔らかいのです。

刃持ちはしませんが、研ぎやすいので、使い捨て文化の現代では好き嫌いが分かれるところだとは思いますが、しっかり手入れする人にはとても良いハサミです。

和バサミ

裁ちばさみと同じく、多鹿治夫鋏製作所のものです。

主に糸切りに使っています。握り鋏の中でも長刃のものですが、独特の先細がなんとも用途にピッタリで使いやすいのです。

もちろん切れ味については言うまでもありません。

まとめ

ハサミひとつ取っても色々ですね。

もちろん、100円ショップのハサミでも念珠を作れない ことはないのですが、プロの道具、それくらいは贅沢してもバチが当たらないだろうと思っています。

何気なく使っている道具も改めて見ると面白いので、次の記事に続くことにします。

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