ハス

蓮の念珠完成!

ハス

以前、ブログでもご紹介したのですが、お預かりしたハスの種を加工し、念珠が完成しました。
本日、納品したところ大変喜んでいただけて、頑張った甲斐があります。
卓上ボール盤や精密ルーターは、ちょいちょい使う機会がありますが、こんなに長時間作業したのは久しぶりです。
合わせた天然石は、アベン、茶水晶、トラメ、赤トラメ、ソーダライト、本水晶とそれに似合う紐を選んで、カラフルに仕上げました。

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ハスの種は思いのほか丈夫で、実用的な意味でも長く使える良いものになったと思います。
もともと白く粉を吹いたような表面でしたが、鈍くもしっとり光っているのは、天然ワックスによるものです。
えごま油や米ぬかロウ、レモンオイル等、天然植物油脂だけでつくった、木部の艶出しに使えるものです。
一粒ずつ、塗り込んでは乾拭き、乾燥という工程を数日かけて2まわりします。

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こちらの種が取れた蓮池は、今年もきれいなハスを咲かせるんでしょうね。
お盆の前後にでもお邪魔して、ぜひ見せていただきたいと思っています。

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ハスの種

近郊のお寺より、珍しい材料をあずかりました。

ハスの種です。
半分はまだ実の中に入っています。

ハス

個人宅で熱心にハス池を作ってらっしゃる方が昨年なくなったそうで、まもなく1周忌になります。
生前は、よくお寺にもそのハスをお持ちになったそうで、お荘厳にも使われていたりと、お寺にとっても大変思い入れの深いハスだというお話を伺いました。この度、このハスの種で念珠を作り、一周忌法要にてご遺族にプレゼントしたいという住職様の計らいで、材料をお預かりしました。

キリスト教の象徴が白百合ならば、仏教を象徴する花はやはりハスです。
校量数珠功徳経というお経の中にでは、蓮子の数珠はその福の万倍とも書かれています。
仏説阿弥陀経にかかれているように、極楽浄土にも4色のハスが咲き乱れているそうです。
観音さまも、仏像ではたいてい手にハスを持っています。
その他、経典や高僧の名前、寺号等にも「蓮」という字はたくさんでてきますね。

普通の植物は花が咲いてから実が膨らみますが、ハスは花が咲くとすでに種と実ができています。
そのあたりから、生死即涅槃、因果一如という意味の象徴にもなったという説もあります。
ハス知れば知るほど興味深い生態であり、またそのことから本当か嘘かわからない伝説や逸話までたくさん残されています。

ハスの念珠。大事に材料を加工して、喜んでいただけるものに仕上げたいと思います。

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