翡翠

黒羅漢と独山玉

 

また、御遣い物として、黒羅漢の念珠を選んでいただきました。
ご依頼主は、九州の真宗大谷派のお寺で、連絡をとるのは実に5年ぶりでしょうか。
その間、なにか営業したわけでもないのに、こうして思い出していただけるのは、本当にうれしい限りです。

さて、今回は道具に独山玉(どくざんぎょく)という石を選んでいただきました。
近年はアクセサリーの世界でソーシュライトとも呼ばれているようです。
念珠の材料としては、意外と前からありますが、仕入れ状況にはムラがあって、いつも手に入るわけではありません。
産地が、河南省南陽県の独山という地域のため、そのまま鉱物の名前にもなりました。
見た目は、本翡翠によく似ており、「中国翡翠」という表記で書いてる場合もありますが、翡翠ではありません。

独山玉は、木の玉と相性がよく、いろんな組み合わせが考えられると思います。
淡い緑に品があって、黒羅漢の玉とよく調和していますね。

独山

お気軽にボタンを押して応援してください!(SNS等とは連動していません。店主が喜びます!)
  • いいね! (8)
  • 興味深い (3)
  • 考えさせられる (2)
  • なるほど! (2)

瑪瑙(めのう)グラデーションを追加しました

瑪瑙グラデ3

とっても綺麗な瑪瑙グラデーションの女性用単念珠を追加しました。

瑪瑙の種類は非常に多く、水晶系と、瑪瑙系に分類されるところまでは、比較的お国も問わず明確で、顕晶質なら水晶、潜晶質なら瑪瑙となります。念珠の世界では、和名で「瑪瑙」とザックリ使ってしまっていますが、これもちょっと眉唾ものなのです。

広義な天然石として考えると、瑪瑙はアゲートとよばれ、これは縞が出ることが分類条件となります。しかし、縞が無いのに、念珠の場合「瑪瑙」もしくは「本瑪瑙」と呼んでいます。アゲートの定義からすると、「縞瑪瑙」の類は名実ともにマッチしてることになりますが、念珠玉として良く見かける瑪瑙と呼ばれている赤い玉は、「カーネリアン」に分類される方が適切かもしれません。
とにかく、縞がないのに「瑪瑙」と呼ぶのが混乱の元なわけですが、もはやどちらが正しいというわけではなく、習慣化してしまっているものですから、当店でも瑪瑙と表記しています。いずれ別記しますが、翡翠とアベンの差のように、混同した販売は詐欺行為と言われるほどの差はないからです。正確にいえば、深紅の天然カーネリアンを想定すれば、とんでもない価格差になりますが、深紅の天然カーネリアンだけで作った念珠は出回っていませんので、逆に安心です。

瑪瑙系の石はとても染色しやすいので、念珠の玉も古くから染色されています。
「それじゃー天然石っていうのはウソ?」というのは、早とちりです。人工精製された素材と違い、石自体は天然にできたものを採掘しています。世に出回っている天然石はほとんどが何かしらの手を加えられて色調整がされています。
すっぴん美人しか認めないという方もいるかもしれませんが、僕の個人的な見解としては、お化粧上手な美人さんも、悪くないと思うのですがいかがでしょうか。

加熱処理、放射処理等で綺麗に生まれ変わったものはいいと思うのですが、外側からインクをしみこませたような安易な染色も最近はみられます。触っていると、手に染料が付いたりします。そういう粗悪品はちょっといただけません。

 

お気軽にボタンを押して応援してください!(SNS等とは連動していません。店主が喜びます!)
  • いいね! (2)
  • 興味深い (4)
  • 考えさせられる (0)
  • なるほど! (2)