沖縄で出会った三線やさん

倉庫部屋を少しかたつけようとして、古い三線が目に留まりました。ついついケースを開けて鳴らしてしまいました。今からちょうど15年前に沖縄で購入したものです。時代は便利になって当時購入した「ちんだみ三線店」もホームページがありました。改めて説明を読んでみると一棹ずつの三線に対するこだわり、仕事の姿勢がとても共感するところがあります。15年前も、全く同じことを説明してくれました。ぶれない言葉に呼応するように、15年たった楽器も全く狂ったり調子が悪いところもなく、完璧なコンディションです。

うちは2009年の改開業ですので、僕が仕事として仕立てた念珠はまだせいぜい5年程度です。10年後、20年後、「長岡念珠店から買ってよかった」と本当に思ってもらえるか、1連たりとも意に沿わない念珠はないか、正直なところは不安です。でも、そう思ってもらえるように精一杯のものを作っています。思えばいつかの沖縄の旅でも、知らないうちにこんな素晴らしい商売スピリットに触れていたのですね。改めて、数知れぬご縁に導かれて今の自分があることを感じる次第です。

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日曜の夜に日曜大工

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今夜はちょっとした大工仕事です。「念珠屋」といいつつ、実はこういう仕事がけっこうあったりします。
一昔前は、仏具と言えば、木地、うるし塗、金箔、飾り金具とそれぞれの職人さんにお願いする以外に方法はなく、それぞれの手間賃、輸送費、そして最後には営業マンがしっかり利益を取らなくてはいけないため、ちょっとした修理でもとんでもない金額がかかっていました。もちろん、今も最高品質を求めるならそうするしかありませんし、そういうお仕事を承ることもあります。
しかし、その仏具を使用する場所や、仏具ではないけど周辺のものによっては必要十分という考え方もあります。して欲しい作業は日曜大工程度の事なんだけど、自分でやるのはちょっと・・という場合に、よく相談を受けます。そんなときは、材料費プラス、手間賃を計算し無理のない範囲で提案させてもらいます。
こういった場合に、作業自体はさほど難しい事はしていませんが、苦労するのはアイディアの方です。どうしたら費用をかけずに見栄えするものになるか、そのためにはどんな材料を使えばいいか、どのように木を組むのが丈夫で美しいかということをいろいろ思案します。木工の経験があまりない方は「木の箱」を簡単に考えるかもしれませんが、箱を作るには様々な方法があり、工作の精度も必要なため、とても頭を使います。

 

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「よくある質問」のページ作りました

ネットショップに、「よくある質問」のページを設置しました。今後も、お客様からのお問い合わせによって更新する予定ですので、ご協力お願いします。
また、長岡念珠店ホームページの方にも、念珠の選び方、念珠そのものに関する質問コーナーを設置しておりますので、よろしければそちらもご参考になってください。

ネットショップ
http://nagaokanenju.shop-pro.jp/

ホームページ
http://nagaokanenju.com/

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明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは

念珠教室受講生の甥っ子さんへ届けたかった念珠、残念ながら間に合いませんでした。今朝早くに、亡くなったというお電話をいただきました。

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材料が届いたのは、同日夜になってからでした。胡桃に羅漢さんを彫刻して黒く染めたものに、道具はブラックルチル。「友引」にあたって葬儀が伸びたので、灰になる前にはお届けできそうです。

友引という字面から「友を引く」ので葬儀をすべきではないというのは、迷信で仏教には関係ありません。そもそも大安や仏滅など六曜というのは起源が定かではないのと、「御日柄」という考え方が戦争中にゲン担ぎで流行ったんですね。絶望的な窮地で、なにかにすがりたかったんでしょう。
人の死にお休みはありませんので、火葬場は休むわけに行きません。そこで、こじつけで友引を休みにしました。たぶん東京のように民間火葬場が多いところは、友引でも休みなく動いていると思います。確認したわけではないですが・・・
今回亡くなった方は、浄土真宗本願寺派の方です。とりわけ、物忌みを嫌う浄土真宗では特に御日柄は関係ないはずなのですが、そういう事情で、葬儀が延期になります。火葬場が休みなので、友引前日はお通夜ができないのです。

息があるうちにお届けできなかったのは残念ですが、「友引」のおかげで、身があるうちにお届けできそうです。
「夜半に嵐の吹かぬものかは」思いがけない嵐で、桜は散ってしまいました。明日の花見はできないのです。
人生一期一会。「また今度」は誰も保証することができません。

 

 

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新商品の開発

北海道の特性からいってどうしても冬は動きが鈍るという点から、この時期は、注文や修理の依頼が少し落ち着くので、この時期に内部的な作業を集中的にすることになります。書類や在庫品の整理整頓、棚おろし、決算等、どこの会社でもあることは一通りやらなければいけませんが、特に個人経営だと、営業部、商品開発部の役割もすべて自分でこなさなくてはいけないため、「今年やりたいこと」について実際に動けるのも今のうちということになります。

今年はネットショップやブログの制作を始めました。以前から構想はあったものの、やっと手を付けたというところです。
そして、例年重要なのが新製品の開発や、新しい活動の企画です。今年も面白そうなことをたくさん考えています。でも、そのうち実現するのは一つあるかないか。
ざっくばらんに思いついたアイディアから贅肉を剥ぎ落としていくと、「社会貢献」、「オンリーワン」というキーワードがみえてきました。
どんな人に会えるのか、どんな念珠ができるのか、わくわくします。
立春とはいえ、北海道がこれから一番厳しい季節ですが、やっぱり暦通り、心は春に向いているように感じます。

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その想い届けたい

毎月、熱心に定例の念珠教室へ通ってくれている女性がいます。はっきり歳を聞いたことはありませんが、ご年配の方で、結婚はしていません。
来週行われる教室では、大玉のブラックルチルを使ったとっても高級な男性用お念珠を作りたいと事前に聞いておりましたので、うちでも材料を手配し、到着を待っているところでした。

甥っ子さんへのプレゼントということは聞いていました。
今朝早くに電話がきて、「私が作ったら時間がかかるので、今すぐにでも先生がつくって届けてくれませんか?」と言うのです。いつもはそんな無茶をいう方じゃないので、余程のことがあったのかと思ってお尋ねすると、甥っ子さんはもともと病気がちだったようで、容態が悪化して、今日とも明日とも言われない状態なんだそうです。

「どうしても」ということで、用意しているブラックルチル。実はまだ届いておらず、順調にいけば、明日の到着予定です。何とか持ちこたえてください。材料さえそろえばすぐに仕立ててお届けします。

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パーマリンクについて考えました

この1日程度、パーマリンクの設定をあれこれ変えていました。

パーマリンクとは、それぞれの記事固有のURLのことです。少し前は、この設定次第で表示速度に問題があったりSEO的に不利だということもあったようですが、今は、見た目にかっこいいか、わかりやすいかというような観点以外、どの設定にしても、特別に条件が悪いということもなさそうです。

URLだけで、カテゴリや記事のタイトルがわかるようにするのもいいなと考えていたのですが、日本語表示できない時にリネームされて長くなるのはいやだし、最終的に数字管理の非常にシンプルな形にしました。暫くこれで、やってみようと思います。

いつも見てくださる方には正直あまり関係のない話です。何かしらのリンクをみて気になってクリックしてくれる人が増えたらいいなぁという話。結構いろんなこと勉強しないとせっかくのブログも生きてきませんね。大変な時代だ。

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イクネン(育児しながら念珠を作るひと)の道具

手工芸の道具と言うのは非常におもしろくて、 日々、進化していきます。

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このブログをご覧になっている方の多くは念珠に興味ある方だと思いますので、京都の職人さんがどんな道具で作っているか見たことがあるかもしれません。
僕は、房の軸を編み込むときはこの写真のような台を作りテーブルの上に置いて使っています。古いものだと、畳に座って作る前提で、床置きの高さがあり、重りの入った箱が下についていたりします。最近の工房だと、作業台に備え付けで、金属製のものが多いかも知れませんね。そして、念珠がかかっている先端部分は、千枚通しか目打ちのように針状になっていると思います。本当はその方が細かい輪でも掛けやすいし、絞め込んでも抜きやすいので作業はしやすいのですが、僕はあえて太めの木製にしてあります。木工が好きな方なら写真を見てわかるかもしれませんが、板接ぎに使う木ダボを差しているんです。そして台座は固定せず、ちょっとした重りを乗せてあるだけです。底にゴムが貼ってあるので、結構引っ張ってもずれることはありません。

うちは、夫婦で細々仕立てをやっております。育児と仕事を分離するわけでもなく、どちらも半分になっています。一時期は一室を作業部屋にしようとしたり、固定の作業台を用意したり試行錯誤したのですが、そうこうしているうちに子供が2人、3人と増え、子供と別室で作業するということが難しくなってきました。いつのまにか、子供たちを見ながら作業するというスタイルに回帰して、それにともなって道具も変化しました。子供が引っ張って落としたり、悪戯したり、とにかく、上向きに針が出ているというのは想定できる危険が多すぎます。また、いろんな場所を考えた結果、食卓で作業するのが一番やりやすく、設置とかたつけに時間がかからないように、固定しなくても安定して作業できる形になりました。クランプで台に固定するものも使っていましたが、天板が厚いテーブルでは使えません。これなら、その時の状況に応じて、別な机やテーブルでも平らな場所さえあれば作業をすることができます。
ちなみに、傍らに置いてある板は、糸を計る道具で、その仕立によって無駄のない長さを何種類か使い分けています。

今は1~5歳の乳幼児が3人という状態ですが、3人とも学校に上がるころには、道具も作業場所も変わっているかもしれませんね。

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魅惑のオーロラカラー ラブラドライト

ラブラドライト

ラブラドライト

ラブラドライトの男性用に使える材料を入荷しました。
玉自体は一見グレー系の地味な色なんですが、くるくる回すとなんとも言えないオーロラ―カラー、それとも虹色とでも言いましょうか、独特の色がモヤっと浮かび上がります。
こういう玉こそ、写真では魅力が伝わりずらいのが残念です。
主玉が約12mmで男性用片手22玉の共仕立てで作ることができます。

まだ、仕立てもしておらず、価格も未定ですが、出来上がりましたら追ってお知らせします。

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良い念珠を持ってほしい その3

その1では、加工や仕立、素材の質など物理的に優れた念珠、
その2では、手に入れる経緯や、持ち続けたことによって思い入れのある念珠の話を書きました。

そして、その3として最後に信じてほしいのが、自分の直感です。
これは決して、石のパワーがあるとかご利益がありそうとか、そういう類の話ではありません。

たとえば僕は長年ギターを弾いてきて、これから始めたいという人に、どのギターを買えばいいの?と質問されることもしばしばあります。楽器として一般的な論点で優れているかどうかは助言してあげることができます。しかし、最後には、自分で抱えてみて、シックリくるボディやネックの形、曲なんか弾けなくてもいい、ポロンと鳴らしてみて心地よいもの、そして、カラーリングやパーツの質感など、ルックスも好きなもの、そういったギターが見つかれば、それに勝る答えはありません。

念珠をお買い求めのお客様も「私わからないので・・」と、控えめな方も多いのですが、素敵なルックスの念珠に一目惚れしたら、ぜひ、触ってみてください。暖かい玉、冷たい玉色々あります。左手で持ってみてください。手にかけて合掌してみてください。
そして、「あぁ、こういう感じいいなぁ・・」と思えるものに出逢えば、ほとんど決まりです。
合わせて、ご予算にあわせて、宗派について、どんな素材なのかということは、疑問なことはご質問していただければ、さらに、答えに近づけると思います。

恋愛によく似てますね。カワイイ、カッコイイ、近くにいて気持ちいい、これからも一緒にいたいと思うことが重要で、年上で年収いくら以上、身長いくら以上、たばこギャンブルしない人と条件を決めてかかっては、素敵な出会いを逃してしまいかねません。

そういう意味では、本当は婚活サイトのような念珠のネットショップをやらないで、店舗営業に力を入れた方がいいのかもしれませんが、急に告白できないタイプの人が居るように、念珠も、急に求めて近寄るのは勇気のいることだと思いますので、ネットショップを作っています。もちろんお好みのものがあれば、そこでポチってしてもらえればうれしいですが、ネットショップで偵察してから、お近くの方は、うちで実物を触って頂くというのが、上手な買い方かもしれませんね。

コストパフォーマンスの良い商品を提供したいという経営観点から、店舗営業はしてません。自宅兼、事務所作業場になっておりますが、事前にご連絡いただければ、実際にお手に取ってご覧いただくこともできます。(実は、かなり頻繁に多くの方がいらっしゃいます)当面は、3人の子供たちが賑やかにしており、ご迷惑おかけするかもしれませんが、どうぞ声をかけてください。

どうぞ愛着のもてる念珠と出会ってください。
ちなみに「愛着」は仏教的には悪い意味ですが・・笑

以上を持って、僕なりに感じている「良い念珠」の3つのお話でした。

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