由仁町三川 鶴林寺様 報恩講

10月25日、由仁町三川 鶴林寺様の様子です。

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午前中のお勤めのうちに荷物を搬入し、何はともあれお斎に呼ばれます。

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鶴林寺様では、なんと寺号入りの重箱に報恩講料理が詰められます。
しかも、界隈ではすっかり有名になった箸袋。
1枚ずつ千代紙を折って作るそうで、折紙姫の頭を抜くと爪楊枝になっています。
おもてなしの心にも、いろんなアイディアと工夫、それに大変な手間がありますね。

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午後は初参式から始まります。
お子さんが初めてお参りする式です。
写真にはうまく映りませんでしたが、若いお母さんが赤ちゃんを抱っこしています。
今年は一組だけでしたが、心温まる式が勤まりました。
布教使は秩父別の山本徹淨先生。音楽の先生としても著名な方です。
短いご法話に添えて、歌のプレゼント。迫力ある歌声と歌詞のやさしさに感動しました。

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午後大逮夜では、正信偈の意訳である「しんじんのうた」が勤まりました。
午前中に引き続きのご法話では、「報いる」のではなく「報ずべし」から、手枷足枷のなかに幸せがあるというお話を聴かせていただきました。
後半では、四十八願の第三十三願である「触光柔軟の願」にも触れられました。
うちの三人の子どもたちの名前を考える時に、まさに軸にしていた考え方です。もちろん、知識があって、触光柔軟の願にちなんでこの字を使いたいと思ったわけではないのですが、後になって思えば、同じような願いを親心として持っていたことにご縁を感じます。

 

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今年、あちこちのお寺で目にする船の折り紙。
僕の分もわざわざ折っていただきました。
折手は、ちまたで有名な「折り紙おばさん」です。
「来年死んでたら困るから、今年のうちに折ってあげるね」と言いながら、毎年名作をいただきます。

 

 

 

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本堂横の和室では、恒例のチャリティーバザーもやっていました。
坊守さんが作るカゴが年々レベルアップしていきます。

鶴林寺様では、夜のお勤めのあといろいろお楽しみの余興がありますが、この後釧路まで走る都合があり、夕方で失礼しました。きっと、皆さん楽しんで過ごされたことと思います。