由仁町 本覚寺様報恩講

遅れ遅れの投稿になっている思い出し日記も、だいぶん追い付いてきました。
10月30日~11月1日の3日間で、由仁町の本覚寺様にて報恩講でした。
例年、中日31日で出店させて頂いております。

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本覚寺様では、今年のお盆よりガチャポンを導入し、とても人気があります。
ただ、景品が当たるだけでなく、パズルピースが1ピースずつ入っていて、完売するとパズルが完成するようになっています。パズルを入れると当たった番号の欄に記名していきます。
名前を見ながら「○○さんも来てたのね」等とお同行さんを意識することは、単純ながら意外と結束を固める効果が高そうです。

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お斎ではオリジナルの箸袋。報恩講せんべいがおいしいのです。
長崎のお菓子屋さんということは、坊守さんの御実家の方から取り寄せたんでしょうか。

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厨房では大きな御仏飯が盛られていました。

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もともとお参りが多いところに、スタンプラリーが功を成し、午後のでは広い本堂も満堂です。

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布教師は福井県鯖江市よりお越しの畑中尚治先生でした。
歎異抄の前序をご讃題にいただき、大変楽しく聞かせていただきました。
本願寺派では歎異抄のお話をする方が少ない印象ですが、念仏総長とよばれた暁烏敏師の名前がでるあたり、大谷派の影響も大きく受けたハイブリットなお話をしてくださいます。
「多財餓鬼」のお話には思うところがありました。次回の「前略ご住職様(当店広報)」のネタにさせていただこう。

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夕方には、ガチャポンも売り切れ。
オジサマ達も少年の目をして盛り上がっています。
報恩講バージョンは大人向けの景品になっていて、町内の温泉ご招待券も入っていますからね。
蓮のパズルも完成しました。

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夜には万灯の集いです。綺麗ですね~。

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ここ数年恒例となった、苫小牧の歌手栗原ちあきさんのダーナコンサート。
様子をうかがっていると、お勤めが終わるのを見計らってコンサートに合わせてくる近所の方もけっこういらっしゃいます。お参りもせんでけしからんと言う方もいるかもしれませんが、僕は、これがすごいことだと思っています。今までお寺に縁の無かったかたが、敷居を跨いでお御堂に上がってくるのですから。いろんなアプローチの仕方があると思いますが、それぞれの寺族の個性、地域の特性を生かして、お寺の門が広く開かれていけば嬉しく思います。