法話はライブ 赤平市 西英寺様

赤平市西英寺様にて報恩講がつとまりました。

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本願寺派の北海道教区では、空知南組の報恩講スタンプラリーが大成功しており、それに倣って各地に広まっています。
続けて空知北組でも開催されるようになり、スタンプ帳を持って近隣のお寺をお参りして回る方がたくさん見受けられます。お日中は満堂となりました。

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布教使は深川市多度志の殿平善彦先生でした。
殿平さんといえば、遺骨調査でも著名な方で、最近みつかった韓国の方の遺骨のエピソードも交えてご法話くださいました。

僕は、殿平さんのお話を何度か聞かせていただいておりますが、語り口調がなんとも心地よく好きなのであります。
もちろんご法話の中で情報として新しい知識を仕入れることもありますが、それは本でも可能です。また、100席も聞けば、正直同じネタをいろんな方から何度も聞く機会はあります。しかし、法話はライブです。知識を求めて聞くだけでなく、本堂の雰囲気、声、言い回し、間・・・「聴聞」とはよく言ったもので、本では感じない耳からの刺激をフル活用して味わうわけです。

ここをご覧の方はたぶん、ほとんどご存じないと思いますが、ヴァン・ヘイレンというロックバンドがあります。
「CDをどんなステレオで聞いてもそれはアンタのスピーカーの音だ。ライブでは俺の最高の音を直接聞かせるから、とにかくライブに来てくれ!」と、20年数前にどこかで言っていたのを、ギター小僧だった僕はなぜかよく覚えています。
宗派によっていろんな行や読経、法話がありますが、いずれにしても仏教は机で学ぶものではなく、体験して体現していくものだと、改めて感じたのでした。

 

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恵信尼様のお軸。これは珍しい。

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御伝鈔を拝読しながら、絵巻物が公開されました。
高田派に伝わるものだそうです。
報恩講になると御絵伝がかけられますが、内陣の奥ですので、実際に細かい絵まで見ることができません。
こうして、当時の筆文字を追いながら近くで絵を見るというのはなかなか面白い試みです。

修理のお念珠をたくさん預かりました。
また、溜めないように頑張らなければ。