ペアデザインで作る数珠
オーダーメイドの念珠と言っても、様々なご要望がありますが、こんなこともできるのです。
ご夫婦でこんな念珠はいかがですか?
ペアデザインの念珠
虎目石を基調に
男女ともに道具(親玉、二天玉の三カ所)は虎目石で揃えています。
男性用には、かなり貫禄がでるサイズのたまに、羅漢(らかん)様が彫刻されています。
素材は柘植(つげ)の木で、黒く染められているものです。透かし彫りになっていますので、ゴツイ見た目の割に意外と軽く持ちやすい作りです。
女性用は相応なサイズの黒オニキスですが、通常の丸玉では男性用とのバランスが悪かったので、切子玉を使いました。
北海道産イチイの念珠
木が好きなご夫婦からのご依頼で、道産イチイのペアを仕立てました。
使い込むと将来どんな感じになるのか楽しみです。
水晶にグリーンを添えて
異素材ですが、水晶+グリーンで統一感をだしています。
男性用につかった濃い緑はアベンチュリンといいますが、かつてはインドヒスイと呼ばれていたものです。
かつてはというか、今でも、「ヒスイ」と表記しているお店が多いですが、ヒスイではありません。
実は鉱物学的には水晶の仲間になります。
女性用のグリーンアメシストは、紫色のアメシストを加熱加工して精製される素材です。
緑の玉が異素材でもどこか統一感があるのは、広い意味では同じ水晶に属する親戚のような石だからかもしれません。
超豪華!金琥珀をおそろいで
これは豪華です。男女ともに琥珀のおそろいで作りました。
といっても結構前のご注文で、もちろん当時もそれなりの価格にはなりましたが、現在(2017年)だと、当時の倍くらいの価格になってしまうと思います。
並べて見ると神々しく見えてきますね。
ソーダライトで爽やかなデザイン
男性用には主玉は縞黒檀のみかん玉です。
通常の木玉はウレタンの塗装がされていますが、こちらは一粒ずつ手作業で、天然油をすり込んでいます。
女性用は統一感をだしながらも、重くならないように本水晶で作りました。
カラフルな木玉のミックス
雑誌スロウにも掲載されている定番のデザインです。
ナチュラルな質感がお好みのカップルに人気。
ご夫婦で得度されているお二人からのご注文です。
女性用も法務で使えるように紐房で仕上げました。
道具には独山玉(どくざんぎょく)という薄緑色の石が入っており、これが木の玉によく似合います。
結婚前のカップルにはちょっと重いかも?
ペアデザインの依頼は、主に若いご夫婦、またはご結婚の記念念珠ということが多いです。
念珠の意義が廃れた現代でも、結婚前のカップルがおそろいで用意するのは、ちょっと重すぎるイベントかもしれません。
「おそろいの念珠をつくらないか?」というプロポーズで失敗しても責任は取れませんので、くれぐれも自己責任でお願いします。笑
仏教では「永遠の愛」は誓えませんが、無常の愛のなかでも、仲良くペア念珠という選択も素敵だと思いますよ。
気になった仲良しのご夫婦はぜひご相談ください。