シラカバの念珠

 

北海道産のシラカバで作った念珠です。
何か北海道らしい念珠を作りたいと思い、色々試行錯誤した挙句、初めて商品化したものです。玉の大きさはたくさんの種類を作れませんでしたので、片手の22玉一種類で、男性用としては標準のサイズ、女性用にしては少し位大きいのですが、紐や房にピンクを入れたり、写真のようにローズクウォーツ仕立にして可愛らしく仕上げています。

2011年から材料の乾燥に入り、翌12年の春、玉を削りました。
同年発売された雑誌『northern style スロウ』vol.32に掲載していただいて以来、長くご注文が続いている商品です。こちらの白樺の玉は、多少の在庫はございますが、無くなり次第販売終了とさせていただきますので、ご興味がございましたら、お早目にお問い合わせください。

 

通常、木の玉はワックスで表面を仕上げますが、こちらは「素挽き」といって、木を削っただけの仕上がりになっています。ここまで白い木を念珠にすることはあまりないし、ましてや素挽きにする事はありません。手の油ですぐに色が変わってしまいますからね。しかし、木のぬくもりを直に感じて頂きたいことと、使いこむごとに色が変わる風合いを楽しんでいただきたかったので、あえてこのような仕上げにしました。仏教では諸行無常と言い、あらゆるものは常に変化することをいいますが、念珠もまた無常なものだとシラカバを触りながら味わっていただけたらと思っております。

白樺ローズ3

 

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