札幌市新琴似 浄光寺様の報恩講

リアルタイムでは、今年のお取り越ラッシュも落ち着いた11月中旬ですが、改めて更新が遅れていた11月頭より記事にしていきたいと思います。

まずは、11月3日の浄光寺様です。
浄光寺様には世代も近いお子様もいることもありまして、家族でお参りさせていただきました。

僕はこうして自営業であることをいいことに、ふらふらと日々お寺参りをしておりますが、普通に会社勤めをしていたらそうはいきません。親しい方からみれば、「念珠屋だからいくんでしょ?」と思っているかもしれませんが、お参りに行って同業者に会ったことはありません。お金にもならないのにお参りして歩くという、仏具業界としてはかなり特殊な存在です。そもそもサラリーマンには法要に参加できない日程になっていることがほとんどです。そういう意味では、現在のお寺の行事の在り方はほとどんど現役世代を対象としておらず、「若者の寺離れ」ともいわれる時代ですが、離れたのは若者ではなくお寺の方ではないかと思ってしまうほどです。

浄光寺様ではこじんまりと手勤めの報恩講ですので、ほかのお寺とはずいぶん雰囲気が違います。
また、11月3日(文化の日)固定で昼に一座だけですので、現役世代の若い人も集まりやすく、住宅街のお寺という事情にマッチしています。祝日ですので学校も休みで、家族、親戚の子どもたちも一緒にお参りすることができます。
もちろん、由縁の法中さんと丁寧に2日、3日と勤めるスタイルを今なお残していることも、本州では減ってきているようで北海道のみなさんが熱心な証拠であり大変ありがたいことですが、これからは地域の事情にあった進化も問われる時代になったのかもしれません。

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ということで、祝日でお寺の御長男も学校がお休みです。
お勤めも上手~♪
そして、30分以上の時間を、かる~く座っているところを見ると、にわか仕込みではなく普段から一緒にお勤めに座って、相当慣れてるのだなぁと感心してしまいます。
実は、数日前にお寺に寄った際に「長岡さんも座りませんか」と声をかけていただきましたが、立てなかったら恥ずかしいので遠慮しました。笑

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それで、僕はうちの家族と椅子の方に。
1歳の娘も、作ったばかりのピンクの念珠を手にかけお教本を持ちました。
なにやら和讃の普段はあまりやらないところを、有り難く読んでます。
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お勤めのあとは北大落研が楽しませてくれました。
僕の「推しオチ」、楡茶々姫(えるむちゃちゃひめ)さんです。
来てくれた3人の学生さんはお寺でやるのは初めてと言っておりましたが、歴史的にも縁の深い落語と法話ですので、お寺で落語って、もっとあってもいいですよね。
とても、面白かった。よかったです。面白い「話題」をきいて笑うことは日常生活でもありますが、「話芸」で笑うというのは、また格別。いいですね、落語。