源氏物語の念珠

商品紹介

新しいシリーズの誕生

長岡念珠店では実は半年前から、新しい念珠を開発していました。
SNS等で度々源氏物語の話題をだしていましたので、察していた方もいたでしょう。

大好きな源氏物語にちなんで、

「もしも源氏物語の姫が念珠を持っていたら・・・?」

というコンセプトでデザインしました。

さて、源氏物語ファンの方も多いと思いますが、どの姫がお好きですか?また、どの帖が好きですか?

ずいぶん考えた結果、まずはこのお三方の姫に絞りました。
ご好評をいただけましたら、今後、新しい姫のモデルも追加されるかもしれません。

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新作紹介

花散里 はなちるさと

橘の香をなつかしみほととぎす花散る里をたづねてぞとふ

五月雨の季節、女御の邸に香っていた橘の花をイメージしました。裁縫や染め物が上手な女性的な人だったようですね。

源氏物語の第11帖。もっとも短いということでも知られています。
光源氏が25歳の夏、桐壺院(源氏の父)の妃の1人、麗景殿女御をたずねました。その妹の三の君が花散里と呼ばれています。

玉鬘 たまかずら

恋ひわたる身はそれなれど玉かづらいかなる筋を尋ね来つらむ

とても美人だったそうですね。物語を読んでいると、華やかな赤い袿(うちぎ)に、山吹色の細長。六条院の衣配りで誂えた着物に似合う念珠は、きっとこんな感じでしょう。

源氏物語の第22帖。物語前半では夕顔の娘としてチラっと登場します。中盤になるとすっかり大人の女性のイメージなった紫の上と対照的に、若くて可愛らしいイメージのキャラクターで書かれています。ちょっと派手目な着物ですね。髭黒と突然の結婚。そして、髭黒亡き後も求婚者が多くモテモテでした。

浮舟 うきふね

橘の小島の色はかはらじをこのうき舟ぞゆくへ知られぬ

心を揺さぶられながら、宇治川に浮かぶ妖艶な大人の女性をイメージしました。自ら死を決意したが果たせず、僧に助けられて後に出家しました。

源氏物語の第51帖。物語後半の中心人物。匂宮と薫の間に揺れる女性です。
平安時代といえば男性が女性を口説く際に、歌を詠むことはよく知られています。その際に、引歌(ひきうた)といって、古歌を引用することがあります。浮舟に対して引歌をしなかったのは、東国育ちで教養がないだろうと見下されていたという説もありますが、実は浮舟が詠んだ和歌は紫の上よりも多く1番なのです。

源氏物語シリーズ(松栄堂)のお香も取扱

松栄堂さんの源氏物語シリーズのお香もいかがですか。

実は、松栄堂さんでいろいろ試し焚きをしていただき、心地良くみなさんにオススメしたいのがこの3種類でした。念珠に合わせてご購入していただくと、それぞれのエピソードに思いを馳せながら香りを楽しめますね。

それぞれ個性がありますので、気分に合わせて使い分けていただくのもいいでしょう。

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