念珠屋が作るプロモーションビデオのあとがき

※(当ブログでは、念珠=数珠として書いています。文脈上の理由などから混在することがありますが、ご了承ください)

この度、長岡念珠店のプロモーションビデオを作りました。
御存知のお方も御座りましょうが、 御江戸を発って二十里上方・・・僕がこの手の仕事を余所に依頼するはずもなく、100%夫婦ふたりで手作りとなっております。

映像を作る人たち

作っているうちに、映画でもテレビでも、監督ってきっとすごく面白い仕事なんだろうなと思いました。
それを言ったら脚本や美術、カメラマンだって、仕事がマクロになっていくだけで、プロジェクト下位でもそれぞれの世界が展開するのです。

いろんな方のセンスが融合するように作品が出来ていくんですね。

セルフプロモーションの今

自分の仕事を表現するにもいろいろな方法がありますが、最前線はネット動画によるプロモーションかなと思っています。

一年くらい前からずっと作りたいと思っていましたが、こういう間接的な仕事というのは、つい後回しになってしますうものです。このたび、思い切ってやっと手を付けました。

1分間のショートストーリー

全体のイメージ、構成を練ります。
撮影アングルの工夫、どんな演出をしようか、なかなか楽しい作業です。

撮影は力仕事のようで、意外と現場のアイディア勝負。
以前、テレビの取材を受けたときに、プロがどんなところを気にして絵作りをしているかを思い出しました。そんな経験がけっこう役立っています。

ちなみに、実際の制作では妻の力も偉大なわけですが、出演拒否(笑)ということで主にカメラマンとして頑張ってもらいます。

素材の撮影が終わったら、もちろん編集も自分でやります。

目標通り、1分に納める動画に仕上がりました。
言葉を入れると、イメージが文字に引っ張られるので、テロップは無し。

大きな会社でたくさんの職人さんが並んでいるような工場と違い、本当に地味にコツコツやっている様子をお伝えできればと思って作りました。

音楽あってのビデオ

あえて文字をさけた分、音も重要です。

BGMはアンビエントっぽくテンポがゆらいで、ピアノだけの音で1分で完結するもの、シンプルなコード進行で哀愁があって、暖かくて、切なくて・・っていう、出来上がったイメージが離れなかったのですが、そんな都合の良い曲はないので、結局、自分で作曲し自分で弾きました。

音楽だけで聞けばピアノを弾く方が聞いたら笑われそうなレベルですが、イメージぴったりという意味では満足しています。

外注ならお互い文句も言いたくなりますが、プロデューサーも楽曲提供もレコーディング技術もすべて自分同士なので能力もしれたところ。まさに極楽浄土の共命鳥のごとく、喧嘩もできません。

このあたりが、オールセルフの良さでもあります。

動画制作

効果が大きいのは実証積みではありますが、なかなか手間のかかる話で、頻繁にはアップすることは出来ませんが、今後もぼちぼち続け行きたいなとは思っています。

すべてプロに任せると大変な費用がかかりますが、こうやってDIYするのも良いものです。
切りが無いので妥協しながら進めても半日がかりにはなりましたが、もちろん現金の出費はゼロです。

仏教関係のイベントや、お寺のプロモーション等、色々あっても面白いと思うんですけどね。そういう話をするとなかなか面倒くさがって乗ってくる方はいません。(苦笑)

小さな店だからできること。
これからも続けていきたいものです。