45分でわかる!数字で学ぶ仏教語(星飛雄馬 著)

仏教関連ではありますが、他にはないアプローチの本をご紹介します。

仏教書をよくお読みの方でしたら著者としてよりも、翻訳家としてご存知の方の方が多いかもしれません。
星飛雄馬さんが、ご自身の言葉で書かれた本です。

仏教語、または、仏教由来とは知らずに使っている日常用語には、数字が入った言葉がたくさんあります。
そもそも仏教発祥のインド人は数学が得意だということも良く聞きますし、お釈迦様が語ったとされる何かについての説法を何項目あるかによって数字を含めて呼んだりされることがすごく多いです。経典の中にも、とても多いとか、計り知れないという意味合いで、具体的に定義された大きな数字が出てくることも良くあります。

それらの仏教語を、重要な順でも、歴史の順でもなく、数字の1から小さい順に解説したのが、こちらの本です。

タイトルに「45分でわかる!」と銘打ってるだけあって、一説ごとが短くサクサク読めてしまいます。
ノンストップで読めば、たしかに45分くらいで読めそうですが、僕は1分ずつ45日くらいかけて読みました。笑

逆にいうと、それくらい細切れでも、空いた時間にちょっと自分のペースで読める本です。

仏教書ってはまりすぎると、難しすぎて、そもそも何の話を掘り下げてここまで来たのか、読んでいて大義を見失ってしまうことはないでしょうか。そんな本に疲れているような方は、箸休め(という表現もおかしいか・・)のような感じで、さらりと読みやすくお勧めします。

四法印なんて逆に自分の中で置き去りになっていました。逆に・・。
軽いタッチの文章ですが、仏教のエッセンスはしっかり収められていて、意外と多くのことを気づかせていただきました。

文庫本とkindle版が両方でていますので、それぞのライフスタイルに合った方でお楽しみください。

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