『お念珠あれこれ』のお話をしました。

東京は7月にお盆を迎えるという習慣を聞いたことがありますが、北海道でも移民の出どころの関係、それとも地場産業や農家、漁師の繁忙期の関係なのか、局地的に7月という地域がいくつかあります。
昨日お邪魔した中川町もそのうちの一つで7月にお盆のお勤めをする習慣があるそうです。

本願寺派の極楽寺様に声をかけていただき、お盆のお勤めの後、本来なら法話の時間を割いて、『お念珠あれこれ』というタイトルでお話をさせていただきました。

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お寺に参ってるのですから、みなさん当然念珠はお持ちです。しかし、普段何気なく持っている念珠もちょっと知っているだけで、もっと興味を持っていただき、そのことがまた一つの仏縁になればと、日頃より思っています。

そもそも念珠とは何かというところから、歴史、形、素材、要注意な念珠、そして、念珠屋として皆様に伝えたいことをまとめました。
今回は浄土真宗のお寺ですので、お内陣の掛け軸を見ながら、聖徳太子、道綽禅師、蓮如上人、親鸞聖人の言葉を引き合いに出しながら、一通りお話させていただきました。

なるべくコンパクトにしたつもりでしたが、限られた時間に対してかなりボリュームオーバーで、字が細かく見ずらいレジュメと、早口で聞きずらいお話になってしまったことを反省しています。

それでもお話の後は、少々興味を持っていただけたようで何よりです。
また、機会をいただければこのような活動も続けていきたいと思います。

極楽寺様の境内にはとてもきれいな金魚の池があります。帰り道に気づきましたが、写真を一枚撮ってくればよかったですね。土地柄、なかなか通り道になりずらい場所ではありますが、何かの機会に中川町にお越しの際は、お寺に立ち寄って金魚を見せてもらうのもいいかもしれません。