美唄市常光寺様 日曜学校にて

今日は、美唄に行ってきました。

常光寺様では、前住職さんの時代から長年続けてこられた日曜学校というお寺の子ども会を、今なお大切に続けられています。
もうすっかり恒例にしていただきましたが、僕も毎年ご一緒させて頂き、アイルランドのティンホイッスという縦笛を中心にみんなで曲を練習し、10月の法要で発表会をしています。

卒業シーズンになると、僕から演奏のプレゼントというのも恒例となり、今日はその日でした。
今までは何となく卒業ソングっぽいものを選んでいましたが、今年はちょっと嗜好を変えて・・

無財の七施をわかりやすい歌にした「気持ち良い日暮」
いろんなパターンの人の死に方を歌にした、ある意味問題作ともいえる「わたしゃいつか死ぬのです」
というオリジナルのフォークソングを歌いました。

何か伝わるものがあったか、「は?何いってんの?」と思われていたか、本心はわかりません。
卒業のお祝いにはふさわしくなかったかもしれませんが、これから多感な思春期を迎える6年生に、少しでも心に引っかかったものがあって、どこかで言葉の一節でも思いだしてもらえたら、当たり前の日々をちょっとだけ豊かに過ごしてもらえるかもしれないという思いで歌いました。

ここで、今日は恒例じゃないことがありました。
仏教賛歌「ありがとう」という曲を、いつの間にかみんなでティンホイッスルを練習し、笛と歌でアレンジした「ありがとう」をプレゼントしてくれました。実は今日は、風邪引きさんが多く、いつもより少ないメンバーで不安もあったでしょうに、一生懸命の演奏に心あたたまりました。

そして、また恒例行事にもどります。
僕からは、卒業生に念珠のプレゼント。中学生になると部活に一生懸命で日曜学校からは離れしまうことが多いですが、夏休みのお泊り会や、報恩講にはこの念珠を持ってきてくれることがあります。とてもうれしくなります。

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また、一人ずつのお礼メッセージカードや一年間の写真を綴じて、プレゼントしてくれます。
大変手間もかかっていると思います。本当にとても楽しみしています。

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それぞれの工夫で、メッセージにイラストや切り絵で飾ってくれます。
僕も、ページをめくりながら1年間を振り返ります。

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こんな感じで、笛の練習をしています。

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夏はスイカ割りもしましたね。僕も大人げなく参加しました。
ぐちゃぐちゃに割れたスイカをみんなで食べるのは綺麗ではありませんが、なんとも美味しいものです。

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10月の報恩講(浄土真宗寺院において宗祖の法事にあたる年間最重要の法要)にて、夜のお勤め終了後、演奏の発表をしています。

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僕もちょこっと歌わせてもらったりしています。

そのほかにも、たくさんのメッセージ、写真を今年も綴じて いただきました。
気づけば、この寄せ書きも6冊目でした。一番古いものを見てみると、今年の卒業生がみんな1年生。
本当に幼かったあの子たちが、話す言葉も体の大きさも半分大人になりかけていました。
思わず、自分は何か成長しただろうか、と自問してしまった瞬間です。

今年の笛の課題曲は何にしようかな。
「ありがとう」とっても良かった。一つはそれでいこう・・