「親子」の原稿 抜本的改革

小樽仏教会様から依頼、テーマ「親子」の原稿締切も近づいてきました。
普段のブログやfacebook投稿、自店の広報などは、あまり気を使って文章を書くこともなく、むしろ意図的にちょっと気分を害するような表現を入れてしまうことがあります。読んだ人の心情を上手くコントロールすると笑わせたり、泣かせたりすることもできますが、なかでも怒らせるというのが一番簡単で、文章力の無さを補うため、つい安易な手法で印象付けようとしてしまうのです。
しかし、今回はもう少し広い範囲で読まれる文章ですので、あまりトゲのある言い方は避け、丸く丸く修正していきました。一通り書いたものを奥さんにチェックしてもらったところ、「話がもやっとしすぎていて、何を言ってるのかわからない」とのこと。また、「この文章の感想文を書けと言われたら、感想ではなく、ただあらすじを書いてしまいそうだ。」つまり、あの手この手でオブラートで包みすぎて、本筋は何を言いたかったのか伝わらないということなのだ。
そのため、オブラート同志の文章が集まると、たとえ話やエピソードに脈絡が見えなくなってしまうので、つながりが悪くなってしまう。

そこで、抜本的改革。
ブロックごとに切ったりはったりしながら、話が前後しないように文脈を整理する。気取って難しく書いた表現は、わかりやすい表現に直す。
大学時代に「どんなに難しい実験や研究でも、その内容をお母さんに説明できますか?」と恩師に言われたことがあります。つまり、借りた言葉でわかる人にしかわからないような論文は、自分がわかっていない証拠だということです。本当に呑み込めたことは、おばさん相手でも子供相手でも説明できます。
さて、もう少し作業です。伝わる文章になればいいのですが。

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