鑑定用ルーペを新調しました

IMGP2506

いままでは無メーカーの非常に安いものを使っていたのですが、新しくしました。
ビクセンのもので、メイドインジャパンです。やっぱり、レンズの歪みなんかは、全然違う。といっても、ルーペの世界にしては、さほど高いものではありません。高倍率ならなんでもいいかというとそうでもなく、10倍程度が使いやすいです。

基本的には肉眼でほとんど問題ないのですが、琥珀の圧縮物か削り出しかを見分けたり、その他水晶なんかも、玉の直径が8mm以下くらいになるとあった方が、楽に見えます。

鉱物鑑定士という資格がありますが、北海道では受験できません。1~9級まであって、最初は8級から受けなくてはいけません。飛行機に乗ってでも受けに行きたい気持ちはあるんですが、8級、7級だとほとんど小学生もたくさんいるそうで、基本的には、試験前の講習を受けていれば、ほぼ全員合格と言う試験です。そのために飛行機に8回乗って1級を目指すのはあまりに遠い道のり。試験費用の何十倍も交通費がかかるというのも、なかなか辛い話です。また、宝石鑑定士というのもありますが、こちらは、大変高級な資格で、受講するだけで数百万円かかってしまいます。しかし、ダイヤモンドやルビー等で念珠を作るわけでもないので、こちらも必要ないでしょう。

近年は、人工石や、エハンスメント、トリートメントされた石などが大量に出回っており、それはそれで正確な情報が得ることができればいいのですが、中には通称に問題があったり、販売者が勘違いしているもの、知らずに名前とは別物を扱っていることなど、混沌とした状態です。
独自に勉強して、正確な情報をお伝えしていくしかなさそうですね。

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