江別市眞願寺様 キッズサンガ”子どもの集い”

今日は、いつもお世話になっており、ご近所でもある眞願寺様に家族でお邪魔しました。
キッズサンガ”子どもの集い”のなかで、腕輪念珠教室をやらせていただきました。

僕は、お寺やその他ボランティアリーダーとしても、全道各地かなり田舎の方まで、各地のチビッコたちとご一緒させていただいた経験がありますが、江別のように比較的街場の子たちは、「うぇ~~い!!」というテンションにはなかなかなってくれず、ヒソヒソ、コソコソと話しながら、一生懸命作ってくれます。
順調に作業が進む安心感はありますが、楽しんでくれているか若干の不安はあります。
でも、きっと日ごろの生活の雰囲気から、爆発的に外に表現するタイプじゃないというだけで、各々に楽しんでくれているようでした。
面白いことに、大人になると逆なんですよね。田舎に行くほど反応が薄く不安になりますが、イベントごとに慣れていないため、表に出すのが恥ずかしいだけで、内心はとても楽しんでいるんですよというお話も聞いたことがあります。

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親玉、二天玉の基本形はおさえつつ、主玉には、思い思いに好きな色を集めてもらいました。
一色で統一、2色交互、やはり女の子はデザインにもこだわりを感じますね。

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男の子はほとんどの子が、直感で選んだ玉を無秩序に通していきます。
輪になってみると、それもまた、意外とかっこいいものができます。
たとえて言うなら「1/Fゆらぎ」のような、暖かさがあるんです。
1時間ほどで、みなさん無事にマイ腕輪念珠が完成しました。
出来上がった腕輪念珠を持って、さっそく本堂にてお参りです。

お寺で用意してくださったおいしいお弁当を食べて、午後からは江別ジュニアオーケストラの皆さんによる演奏です。

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酪農学園大学の室内楽のみなさんがサポートに来てくれました。
江別密着でとてもいいですね。
体験コーナーではみんなに楽器を触らせてくれました。お寺の子たちを差し置いて、うちの長男が真っ先に出ていきます。
大概の弦楽器はある我が家ですので、「うちでヤレ」と言ってみたものの、「だって、うちに小さいのはないもん」といいます。
たしかに、今日触らせてもらったのは分数バイオリンで、僕が弾くのは当然大人用のフルサイズしかありません。

ジュニアオーケストラかっこよかったですよ。
とくに最前列は、初めて数か月という本当にジュニア。すごい、すごい!
次のお客様の予定に間に合わず、最後まで聞けなかったのが残念でした。

ちなみにうちの子供たちは、お寺でご一緒させてもらった腕輪念珠作りがとても楽しかったらしく、夜は我が家で延長戦となりました。
子どもたちにとっては、普段見ている念珠作りは「親の仕事」であって、楽しいものではないですからね。

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パワースポットなんて言い方がはやっていますが、形のないパワーを探し求める場所ではなく、地域のコミュニティーとして本当に力を発揮できるのがお寺の存在価値なんだなと改めて感じます。
「お寺、楽しかったな~」と、子どもたちの心に少しでも残ってくれたら何よりですね。

うんちく

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