真宗大谷派の立華

昨夜は、小樽市正覚寺様にて、立華の勉強をさせていただきました。
同派お仲間のお寺や花屋さんがあつまり、本堂で一斉に作り始めます。

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準備時間は除き、正味花を挿してる時間だけでも5,6時間位に及びます。
マニュアルでは花瓶(かひん)の3.5倍から4倍の高さということですが、報恩講なので、さらに高く立てていきます。IMG_4255

中尊前は住職様が手掛けます。これでもとても大きいですが、まだまだ半分を過ぎたくらいの状態です。

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僕も会館用の小さなものを手伝わせていただきました。
祖師前、御代前といって、親鸞様、蓮如様の掛け軸の前にそれぞれ置かれるものです。
「真(しん)」「副(そえ)」「流枝(ながし)」等、基本的なことを教わりながら挿してみます。皆さんにずいぶん知恵と技術を借り、随所で直してもらいながら、まったくダメなところから許してもらえる形には一応なりました。本当はもっと縦に並ばないといけないそうです。
結果、手伝ったというより邪魔しに行っただけで、かえって手間をかけさせてしまいました。

本当に立派な仏花を今までたくさん見てきましたが、こうして少しでも触らせていただけると全然目線が変わります。作業はとても面白く、とても難しく、緊張感もありますが、何かに集中するということは余計なことを考えないリラックス状態でもあります。

大変、有意義な時間を過ごさせていただきました。
今まで以上にお寺で見るお花を楽しめそうです。