真宗三門徒派 専名寺様報恩講

10月3、4、5日は、小樽市専名寺様の報恩講です。

一般寺院で報恩講を3日も勤めるとういうのは、北海道ではあまり珍しくありませんが、内地ではずいぶん減ってきているというお話が聞いたことがあります。その中で、最近は、ほとんどのお寺で、1日のみの出店でお願いしていますが、専名寺様からは強いご要望をいただき、毎年4、5日の2日間やらせていただいてます。
1日目は幼稚園児の長男を、2日目は家族を連れてお参りさせていただきました。

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何はともあれ、お斎(とき)のうどんをいただきます。
揚げがおいしく、かまぼこも飾り切り。
細かいところまで、おもてなしの心遣いがもったいないことです。

ちなみに最終日、5日のお昼は大変立派な御精進料理のお弁当を作っていただけますが、あまりの慌ただしさに、そちらの写真はございません。

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若手イケメン僧侶による御伝鈔。とてもいい声です。
外陣(本堂の参拝スペース)の照明を落とし、和ろうそくの揺らぎの中、厳かな雰囲気で拝読されます。
小樽独特の習慣だったのか、昔は御伝鈔の途中で御捻りが飛ぶことがあったそうです。現住職様が子どもの頃、御内陣の板の間に刺さって拾いこぼした小銭をさがしては、集めていたという伝説も聞いたことがあります。真偽のほどは定かではありませんが。笑

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子ども店長。腕輪念珠200円です。
お陰様で、結構買っていただきました。

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浄土真宗の中でも数の多い、本願寺派(お西さん)、大谷派(お東さん)も合わせて真宗十派と言いますが、こちらの三門徒派は、中でも少数派になります。北海道全部でも数えるほどしかありません。御荘厳や作法は歴史的な流れから、ほとんど大谷派と共通しています。本山は京都ではなく、福井県になります。

実は、こちらのお寺、今年のSTV情熱市場の撮影時にご協力いただきました。宮田愛子アナと並んで合掌した写真はこちらの御本堂で撮影したものです。みなさん、オラがの寺がテレビに出たぞ、ということでずいぶん見て頂いたようで、「テレビ見ましたよ!」とたくさん声をかけていただききました。有り難いことです。

毎年恒例となりましたが、結願日中(3日間最後の法要)の前には、僕がギターで弾き語りをやったり、いろいろ話題にしたいことも盛りだくさんではありますが、あまりにバタバタして過ぎてしまい、写真もなく長くなってしまうため、また別な機会に改めることにします。