外輪船アート展で腕輪念珠ワークショップ

9、10日の週末は、えべつやきもの市2016に合わせて、外輪船アート展が開催されていました。うちから江別の街に向かって3kmほどのすぐ近所です。

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こちらの「アートスペース外輪船」は地元の方だと、「旧岡田倉庫」と言った方がピンとくるかもしれません。倉庫がイベントホールとして生まれ変わり、演劇やコンサート等に利用されています。この2日間は隣の母屋の一室をお借りして、腕輪念珠のワークショップをやらせていただきました。明治時代にタイムスリップしたようなこの雰囲気。

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本当はもうちょっと一斉に進めるイメージだったのですが、実際には、随時スタートで個々に教えていくようなスタイルになってしまいました。回り切れずに長らくお待たせしてしまった方には大変申し訳ありませんが、楽しんでいただけたようですので何よりです。

腕輪念珠

今回作っていただいたのは、このような腕輪念珠です。
昨今はブレスレットやパワーストーンの流行でアクセサリーと腕輪念珠の境目が無くなってしまっています。久しぶりにお寺以外の一般の方向けの開催ということもあり、あえて、念珠スタイルにこだわった腕輪に挑戦していただきました。

腕輪念珠を良く知っている方でしたら、「ゴム紐1本通すだけでしょ?」と思うかもしれませんが、耐久性に優れた特別仕様で、色ゴムは見えるところにしか使っていません。房飾りに使っている色ゴムを通したものが一般的ですが、天然石を使ったものだと、すぐに伸びて使い物にならなくなってしまいます。今日のはちょっと難しかったですね。少々苦戦しながらも頑張っていただきました。

「石に意味があるんでしょ?」「金運アップ?健康にいいのはどれ?」なんて声も少々聞こえましたが、仏教ではそのようなことは申しません。個人のお楽しみで願いを掛けるのもよいかもしれませんが、振り回されるようなことなく、気持ちよく身に付けていただければ嬉しく思います。

蓋を開ければ悪天候にも関わらず予想の倍近い方に参加していただきました。また、関係者の皆さま、開催時間には間借りさせていただいたアイヌ刺繍のユペオツの会の皆さま、大変感謝しております。おつかれさまでした。