店名を筆文字で書いていただきました。

お陰様で、当店も開業から丸5年になります。
今までは、活字の毛書フォントを使ってロゴを作っていましたが、念願でもあった手書きをお願いしました。

ロゴ

書いていただいたのは、筆文字工房 夢興(ゆめこう)さんです。

筆文字工房 夢興 ホームページ

札幌近郊の方なら、ラーメンやさんの麺や虎鉄、吉山商店などで夢興さんの作品を目にしたことあるかもしれません。抽象的ではありますがいろいろイメージを伝えて、それを形にしていただきました。とても気に入っています。今後は、看板やパンフレット等、さまざまな媒体に活用させていただく予定です。

そもそも長岡念珠店という名前に決めた経緯ですが、特に他に候補があったわけではありません。

肩書も実績もなく本当にゼロからスタートするにあたって、店名と氏名の連動ということにすごく違和感があったのです。たとえば、「いろは念珠」という店名にしたら、「いろは念珠さん」と呼ぶ人がいたり、「長岡さん」と呼ぶ人がいたり、自分はどう名乗ったらいいのか等、なんとなくしっくりきませんでした。そんな理由で、「長岡」を入れることは当然のように考えていました。

そして、自分の商売に限らず、社名を聴いて何を取り扱っているのかわからないというのは、大手企業ならかっこいいですが、個人で商売をするにはワンクッション説明が必要というのは有利なことはあまりありません。したがって、「念珠」または、「数珠」のどちらかですが、たまたま立ち上げ時のお客様は「念珠」と呼ぶ方が多かったこと、また、「数珠」は、京都では「珠数」と表記していることも多く、どちらが正しいという議論は今は横においておきますが、すくなくとも安定してない現状があります。そんな流れで、「念珠」を採用しました。
最後に、「長岡念珠」の他、この業界では定番の長岡念珠舗、長岡念珠堂なども考えられなくもないですが、製造専門でも、卸でもなく、エンドユーザーに一番近いところで手渡しできる商売のイメージから、一番簡単な「店」をとりました。

結果的には、一番わかりやすく、一番恰好悪いとも思える名前でしたが、気負うことなく、気取ることなく、身の丈に合った仕事がしていけて、今では愛着もあり気に入っています。

既存の商品タグなんかも、徐々に新しいものに差し替えていきたいと思います。
ささやかですが、とても有意義な設備投資に満足しています。