赤井川村　本念寺様報恩講

１０月２１日、２２日、赤井川村の本念寺様報恩講でした。

２年前より、１日目の大逮夜から夜にかけて出店させて頂いております。

赤井川ですので、都会のお寺のように１００人、２００人とお参りがあるわけではありませんが、村の人口比で考えると、非常に多いと言ってもいいでしょう。しかも、本念寺様の参詣者は熱心な方が多く、村の檀家さんはもちろんのこと、小樽等近隣から、本念寺様は本願寺派ですが、大谷派のお寺からもご聴聞にこられる方がいらっしゃいます。まさに少数精鋭。とてもアットホームで温かい雰囲気は、住職様の人柄を伺わせます。

ご法話の写真を撮りませんでしたが、大阪の茨城市よりお越しの岡 玲先生。
定番のトピックスの他に、僕も個人的に最近気になっていた、日本の宗教事情についてもお話しくださいました。
「調べる手間が省けた」と言ってしまっては大変失礼ですが、実際のところお話を聞くことによって、たくさんの本から調べなくても、まとまった情報を得ることができるというのは、聴聞の一つの魅力かもしれません。
また、地域の宗教観というのも、歴史の浅い北海道と、土着信仰のある大阪では事情がずいぶん違うようで、興味深く聞かせて頂きました。

夕方には、衆徒の山田さんによる御伝鈔が拝読されました。
山田さんには一年中あちこちでお会いしますが、一番かっこいい瞬間です。
ご本人は言いませんが、移動中は車の中で御伝鈔のお手本ＣＤを聞いたり、陰で結構練習をしているという噂です。

今年は、報恩講出店も３年目ということで、顔なじみの方も多く、以前買っていただいた念珠がかなり使いこまれて修理品として帰ってきたものもあります。嫁に出した娘が里帰りしてきたような感覚で、とても嬉しく、また綺麗に通し直して送り出してやりました。