断水の中、南幌町妙華寺様報恩講でした

3日間にわたる南幌町妙華寺様報恩講のうち中日に例年通り出店させて頂きました。
お寺は、南幌町といっても、江別のうちから車で15分ほどの近くです。
ここ2日間、断水でニュースになっていた江別市ですが、お寺がある南幌町は問題なかったようです。

住職様より、「もし、ここも断水して報恩講が中止ということになれば、本当に有り難いご縁といただけたでしょうか?」と自問されるご挨拶がありました。

出店前夜、午後8時頃から水が止まった江別市でしたが、最初に連絡をくださったのは、こちらの妙華寺住職様でした。ペットボトルの備蓄があるので、今からの時間でもよかったら使ってくださいとのメッセージをいただきました。その後も続々と、遠方の知人より心配をしての連絡をいただきました。
幸いうちにも水の用意はあったため、多少の不便はあれど、1,2日の飲み水は十分に確保できていましたが、見通しの立たない断水で、どれくらいのペースで備蓄の水を消費してもよいのかわからない状況でした。
普段は、いくら「水を大切にしなさい」と子どもたちに教えても、蛇口を捻れば垂れ流せるものを大事に考えるのは大人でも難しいものです。水が出ない不便さ、子どもたちにとっても貴重な体験になりました。私たちも、防災について改めて考えさせられる良い機会になりました。

住職様のご挨拶の話ではありませんが、暖かい人の繋がりや防災や備えに関しても気づかされることが多く、この2日間私たちは有り難いご縁をいただけたと思っております。

そんな悪天候の翌日に迎えた報恩講2日の大逮夜のお勤め。
本堂は回廊まで座布団を並べるほど満堂となりました。
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布教は洞爺湖町の増山顕祐先生です。
僕が増山先生のお話を聞くのは、記憶の限り2回目で、今回も期待を裏切らないご法話がいただけました。カッコよく難しく仏教を語らず、私たちの目線でわかりやすくお話しくださいます。また、とてもオリジナリティがあって、聴聞常連の方も引き込まれるように聞き入っていました。「真面目に聞いたらダメだ」と何度もおっしゃる先生ですが、僕もついメモのペンを走らせてしまう言葉がたくさんありました。

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夜のお勤めには、うちの家族も連れていきました。
3人の子どもたちが騒がしいですが、それを受け入れてくれる環境が有り難く思います。
断水の影響といえば言い訳になりますが、もう少し商品ラインナップを充実させたかった中、準備不足になった出店ですが、それでもたくさん買っていただきました。

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毎年、修理の依頼が多いのも、妙華寺様の特徴です。今年は、夕方から夜にかけてうちのカミさんにも協力してもらい、即日返却をしました。いつもできるわけではなく、まだ試験的ではありますが、もう少し子どもが大きくなったら、将来的にはこういう体制を取りたいと思っています。

余談ですが、この後深夜より、上水道のポンプ試運転が始まり翌朝には、ほぼ江別全域で断水が解消したようです。