究極の商品レビュー

最近は、ネットショップで商品レビューを掲載することは、もはや常識となっています。レビューのサクラも問題になっていますね。さらに、レビューを書くと割引等のや特典が受けられるというのも見受けられます。レビュー自体にも「参考になった」等の評価をつける欄があり、高評価を得ることが快感で熱心にレビューを書いている方もいるようです。
当然、うちが契約しているショッピングシステムにもレビューを表示する機能はついていますが、使用していません。このようにプライベートなお話も含めて、本当にお気持ちあって筆を執ってくださる方が、多いのが当店の現状です。このような方が、会話もなく注文し、次の買い物する方のために長岡念珠店を評価するという行為をする理由がありません。レビューと同義で、「口コミ」と書いてある場合もありますが匿名で誰が書いたかわらない意見を口コミと呼ぶのに違和感を感じます。みんながいいと言ってる(ように見せかける)のは、健康食品やダイエット器具などで昔からの常套手段ですが、大げさに褒められたものを届いたら意外とがっかりということでは、そのあとの仕事につながりません。僕は本当の意味での口コミが最大に営業になると考えおり、それはたぶんせいぜい人が歩くくらいの速さでしか伝わらないものだと思っています。

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念珠を納めた後、お礼のお手紙やはがきをいただくことがあります。
昨日届いたハガキには、「白樺念珠も素晴らしい」「木珠揃えも素敵、ほれぼれします」と書いてくださいました。
僕は、お金を払って食事をしても、「ごちそうさま」は言いますし、買い物をしてもほとんど場合「ありがとう」は言っています。しかし、恥ずかしながら、お金を払ったお店に御礼状まで書いたことはありません。一方的にいただきものをしたわけでもないのに、手間を避けるというのは、余程のお気持ちあっての事と、本当にうれしくなります。
最近では、フェイスブック等のSNSに、お褒めの言葉を掲載してくれる方も増えました。ご購入の念珠の写真なんかも、より良く見えるように綺麗に撮ってくださり、紹介をしてくれているのを見ると、世代が少し若い方にシフトして手段が変わっただけで、同じように感謝の気持ちで割いてくれた手間なんだなぁと感じるものです。

商品レビューの機能・・・あったほうが売れるのかもしれませんが、うちの現状を考えると、せっかく万年筆でいただいた言葉を機械で打ち直してまでお伝えするのは、やはり難しそうですね。こんなメッセージをいただくたびに、「裏切れない」という気持ちを再確認するのです。

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