永代経法要

南幌町妙華寺様にて春の永代経法要にお参りさせていただきました。

お参りさせていただいたといっても、着いた頃にはちょうどお勤めが終了した時刻、引き続きのご法話のみ聴聞させていただきました。

浄土真宗の妙華寺様では、毎年丁寧に永代経法要が3日間勤まります。浄土真宗が拠り所としている、浄土三部経を1日づつ読まれます。例年ご案内をいただき、どこか一日でもと思っているうちに予定が埋まってしまい、なかなか足を運べずにいました。今日は2日目。すでに遅刻はわかっていましたが、ご法話だけでも聞きたく行ってきたのです。

布教使は、三笠の林寺正憲先生でした。
こうして、ご法話の席に座るようになってから6,7年になるでしょうか。北海道内の同派のお寺では、何度となく林寺先生のお話を聴いてきましたが、年々情熱的になり、とても心に沁みるお話です。
お参りのおばさま方も、「いや~3日聞いてもまだ聞きたいね」とお話されていました。

そもそも永代経とは、先祖を偲びつつ、み教えが子や孫に、永代にわたって伝わっていくことを願って行われる法要です。
今日のご法話では、まさに永代経にふさわしい内容で、同窓会のお話から、歳をとったからこそ分かることがあるのではないかというお話をしていただきました。

近頃、上座部仏教関連の本を読むことが多く、「智慧」を中心にした話題が多いのですが、久しぶりに大乗仏教の「慈悲」に触れたなぁと改めて思うことであります。
宿坊、写経や座禅体験等、各宗派のお寺でもいろんな試みがされておりますが、真宗は、もっとご法話が広く聞いていただけるような試みができたらいいなと常々思っております。

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帰りには、御内陣に供えられていた御仏飯のおさがりをいただいてきました。
有り難いことです。夕食に家族でいただきます。